Access。テーブルの一部のフィールド全体を空白に戻したいけど、「””」じゃ戻らない
<Access:更新クエリのNull>
定期的に使っているテーブルがあるのですが、データ全体を消すのではなくて、データの一部のフィールド全体を空白に戻したい場合、あることを知らないと対応することができません。
今回は、「Tアンケート」というテーブルの「NO」以外のフィールドのデータを空白にして流用したいわけです。
今回のように少ないデータ量ならば、自力で削除してもいいのですが、データ量が増えれば当然、大変な作業ですし、ミスが発生する確率もアップします。
テーブルをコピーして、貼り付けの設定を「テーブル構造のみ」にしても、データの一部だけを残すことは残念ながらできません。
そうなると、該当するデータを空白に置換する。
つまり、空白に更新してあげればいいわけです。
最初は、通常どおり選択クエリを作りますので、該当するフィールドだけで設定します。
設定に「レコードの更新」という行が追加されました。
すると、残念ながら、エラーメッセージが表示されてしまい、実行することはできません。
更新クエリを使うまではいいのですが、Excelのように「””」(ダブルコーテーション×2)をつかって、空白に戻すことができないのです。
テーブルのデータを更新するには、選択クエリではなくて、更新クエリで対応します。
作成タブの「クエリデザイン」をクリックします。
最初は、通常どおり選択クエリを作りますので、該当するフィールドだけで設定します。
このまま更新クエリに変更してもいいのですが、失敗すると取り返すが付かないこともありますので、まずはこの選択クエリで該当のデータが抽出されているのか、確認しておくといいでしょう。
確認したら、クエリツールの「デザイン」にある更新クエリに変換するボタンをクリックします。
設定に「レコードの更新」という行が追加されました。
データを空白にしたいわけですから、ExcelのIF関数などでお馴染みの「””」(ダブルコーテーション×2)を使えば置換されるように思います。
実行ボタンをクリックしてみると、更新されるというメッセージが表示されますので、「はい」をクリックします。
すると、残念ながら、エラーメッセージが表示されてしまい、実行することはできません。
更新クエリを使うまではいいのですが、Excelのように「””」(ダブルコーテーション×2)をつかって、空白に戻すことができないのです。