Access。クロス集計クエリで横スクロールすると見出し列が消えるのでどうにかしたい。
<Access>
Accessのクエリには、様々なものが用意されています。
その中に、「クロス集計クエリ」というのがあって、Excelのピボットテーブルっぽいものがあります。
クロス集計クエリの作り方から、まずは確認しておきましょう。
次のテーブルを用意してあります。
このテーブルをつかって、「クロス集計クエリ」にしていきます。
開いているテーブルは閉じてから、作成タブのクエリウィザードをクリックします。
新しいクエリダイアログボックスが表示されますので、「クロス集計クエリウィザード」を選択して、OKボタンをクリックします。
クロス集計クエリウィザードダイアログボックスが表示されます。
該当するテーブルを選択して、次へボタンをクリックします。
行見出しでつかうフィールドを選択して、次へボタンをクリックします。
列見出しとしてつかうフィールドを選択して、次へボタンをクリックします。
集計するフィールドを選択して、集計方法も選択します。
今回は、合計値がほしいので、合計を選択しています。
設定したら、次へボタンをクリックします。
クロス集計クエリに名前を設定して、完了ボタンをクリックします。
これで、クロス集計クエリが完成しました。
さて、ここからが本題ですが、大きいデータを使うことが多いAccess。
クロス集計クエリをつくることで、縦横計がわかるので、使い勝手がいいのですが、列フィールド数が増えると、横スクロールしないと、すべてが確認できません。
ところが、その「横スクロール」に問題があって、横スクロールすると、先頭の列見出しまで、スクロールされて、見えなくなってしまうわけです。
Excelには、「ウインドウ枠の固定」というのがあるのですが、Accessにはないのでしょうか?
実は、ある設定をすると、Excelの「ウインドウ枠の固定」と同じように、列見出しを固定することが出来ます。
データシートビューで表示しておいて、固定したいフィールドの上で、右クリックをします。
メニューが表示されてきますので、その中にある「フィールドの固定」をクリックします。
たった、これだけですが、Excelの「ウインドウ枠の固定」と同じことができます。
なお、固定したフィールドが、左端に表示されるようになっています。
Accessは、細かい設定を行おうとすると、プロパティやオプションをみることが多いので、逆に、見つけにくい感じを受けるかもしれません。
今回の設定は、プロパティやオプションではなく、固定したいフィールドの上で右クリックをしてフィールドの固定を選択するというものでした。
Accessには、アチラコチラに色々設定できるものがありますので、触ってみると何かつかるものが見つかるかもしれませんね。