8/27/2021

Access。クロス集計クエリで横スクロールすると見出し列が消えるのでどうにかしたい。【Column heading】

Access。クロス集計クエリで横スクロールすると見出し列が消えるのでどうにかしたい。

<Access>

Accessのクエリには、様々なものが用意されています。

その中に、「クロス集計クエリ」というのがあって、Excelのピボットテーブルっぽいものがあります。


クロス集計クエリの作り方から、まずは確認しておきましょう。

次のテーブルを用意してあります。


このテーブルをつかって、「クロス集計クエリ」にしていきます。


開いているテーブルは閉じてから、作成タブのクエリウィザードをクリックします。


新しいクエリダイアログボックスが表示されますので、「クロス集計クエリウィザード」を選択して、OKボタンをクリックします。


クロス集計クエリウィザードダイアログボックスが表示されます。


該当するテーブルを選択して、次へボタンをクリックします。


行見出しでつかうフィールドを選択して、次へボタンをクリックします。


列見出しとしてつかうフィールドを選択して、次へボタンをクリックします。


集計するフィールドを選択して、集計方法も選択します。


今回は、合計値がほしいので、合計を選択しています。

設定したら、次へボタンをクリックします。


クロス集計クエリに名前を設定して、完了ボタンをクリックします。


これで、クロス集計クエリが完成しました。


さて、ここからが本題ですが、大きいデータを使うことが多いAccess。

クロス集計クエリをつくることで、縦横計がわかるので、使い勝手がいいのですが、列フィールド数が増えると、横スクロールしないと、すべてが確認できません。


ところが、その「横スクロール」に問題があって、横スクロールすると、先頭の列見出しまで、スクロールされて、見えなくなってしまうわけです。


Excelには、「ウインドウ枠の固定」というのがあるのですが、Accessにはないのでしょうか?


実は、ある設定をすると、Excelの「ウインドウ枠の固定」と同じように、列見出しを固定することが出来ます。


データシートビューで表示しておいて、固定したいフィールドの上で、右クリックをします。

メニューが表示されてきますので、その中にある「フィールドの固定」をクリックします。


たった、これだけですが、Excelの「ウインドウ枠の固定」と同じことができます。

なお、固定したフィールドが、左端に表示されるようになっています。


Accessは、細かい設定を行おうとすると、プロパティやオプションをみることが多いので、逆に、見つけにくい感じを受けるかもしれません。


今回の設定は、プロパティやオプションではなく、固定したいフィールドの上で右クリックをしてフィールドの固定を選択するというものでした。


Accessには、アチラコチラに色々設定できるものがありますので、触ってみると何かつかるものが見つかるかもしれませんね。