8/26/2021

Excel。コイントス。表が出る確率を求めるBINOM.DIST関数【function: BINOM.DIST】

Excel。コイントス。表が出る確率を求めるBINOM.DIST関数

<BINOM.DIST関数>

コイントスした時に、表が出る確率ってどのぐらいなんだろうと考えるならば、「二項分布」に基づいて算出することができる、「BINOM.DIST関数」をつかってみると、簡単に確率を算出することができます。


BINOM.DIST関数の読み方は「バイノムディスト」です。

バイノミアル・ディストリビューションの略ですね。

所属は、「統計」です。

BINOM.DIST関数の引数も確認しておきましょう。


BINOM.DIST(成功数,試行回数,成功率,関数形式)


今回は、10回コイントスした場合で算出してみました。


B2の数式は、

=BINOM.DIST(A2,10,1/2,FALSE)

引数を確認してみます。


成功数は、A2。

「0」の表の枚数は、10回コイントスして、全部裏面だったケースです。


試行回数は、コイントスの行う回数。

10回コイントスするので、「10」です。


成功率は、表と裏なので、「1/2」。

ちなみに、6面のサイコロならば「1/6」とします。


関数形式は、FALSE。TRUEにすると「累積確率」となり、FALSEにすると「確率」を算出することができます。


詳しく説明すると、

累積確率は、成功数より小さい数の成功率も加えた値です。

確率は、成功数で指定した回数のみが成功する確率を算出します。



このように、ちょっとした確率を算出したい時には、BINOM.DIST関数で算出することができます。


なお、A2:B12を範囲選択して、散布図のグラフを描くと次のようなグラフになります。


二項分布のグラフですね。