Excel。その作業CHOOSE関数なら、VLOOKUP関数より手早くできるかも
<CHOOSE関数>
VLOOKUP関数のように、検索値に合致したデータを検索抽出してくれる関数というのがいくつかあります。
ちょっとしたリストの時には、VLOOKUP関数をつかわなくても、手早く設定できる関数があります。
そのひとつが「CHOOSE関数」
Excel VBAでは、「CHOOSE」を作業処理の分岐でよくつかうので、プログラミングになれている人には、VLOOKUP関数よりも理解しやすいかもしれませんね。
VLOOKUP関数は、検索結果を表示するだけですが、CHOOSE関数は、数式を使って、状況に応じた値を算出することもできます。
CHOOSE関数の読み方は「チューズ」です。
所属は、「検索・行列」です。
CHOOSE関数の引数も確認しておきましょう。
CHOOSE(インデックス,値1,[値2]…)
引数の値の数ですが、254個設定することができます。
今回は、シンプルな使い方を確認しましょう。
D2には、
=CHOOSE(C2,"庭掃除","窓掃除","掃き掃除")
という数式が設定されています。オートフィルで数式をコピーした状態です。
VLOOKUP関数でもリストをつくらなくても、抽出処理ができますが、CHOOSE関数の方がスマートに処理することができます。
CHOOSE関数がどのような動きをしているのかというと、引数のインデックスの値と合致するものを値1以降から抽出するという仕組みです。
インデックスが「1」ならば、値1のもの。「2」ならば、値2といった具合です。
なので、今回は、C2に、「2」と入力されているので、インデックスの2に該当する「窓掃除」が表示されたというわけです。
大きなリストである必要がない時などは、CHOOSE関数という方法もありますので、状況によっては、VLOOKUP関数の代わりにつかってみると、数式をコンパクトにすることができるかもしれませんね。