10/14/2022

Access。クエリ。未入力のフィールドにデータを一括で入力するにはどうしたらいいの【Batch input】

Access。クエリ。未入力のフィールドにデータを一括で入力するにはどうしたらいいの

<Access:更新クエリ>

Excelだったら、空欄に同じデータを一括で入力したいときは、IF関数を使うとか、置換を使うとか様々なアイディアが浮かぶと思います。


では、Accessのテーブルでは、どのようにしたらいいのでしょうか?


次のテーブルを用意して説明していきます。


Reportフィールドの空欄に、「未提出」を入力していきます。


Accessでは、「更新クエリ」をつかうことで、手早く処理することができます。


それでは、更新クエリをつくっていきます。

作成タブの「クエリデザイン」をクリックします。


使用するクエリはアクションクエリのひとつ。「更新クエリ」なのですが、更新クエリの怖いところは、抽出する条件を間違えたまま実行すると、取り返しがつきません。


選択クエリの状態で、抽出条件がいいのかを確認してから、更新クエリに変更することをお勧めします。


逆に慣れているならば、最初から更新クエリで作ることをお勧めします。


今回は、最初から、更新クエリで作成していきます。


クエリデザインの「クエリの種類」を「選択」から「更新」に変更します。


Reportフィールの空欄に未提出というデータを入力したいので、設定するフィールド「Report」だけ設定します。


レコードの更新には「”未提出”」と入力します。

設定したものに変更処理されます。


抽出条件ですが、空欄のデータが対象になるので、「null」と入力します。

確定すると「Is Null」と変更されます。


「null」は、データが何もないことを意味しています。

スペースキーなどでは空白という文字になってしまいます。


あとは、実行ボタンを押すだけですが、疑心暗鬼ではありませんが、不安な時には、選択クエリに戻し、対象となるデータに間違いがないかを確認してから、実行することを改めてですが、お勧めします。


では、実行ボタンをクリックします。


更新件数の確認メッセージが表示されるので、「はい」をクリックします。


このように、空欄のフィールドに「未提出」という文字を入力することができました。