8/22/2023

Excel。指数分布に基づいて指定時間以内に順番が来る確率を知りたい。【EXPON.DIST】

Excel。指数分布に基づいて指定時間以内に順番が来る確率を知りたい。

<EXPON.DIST関数>

海外のイミグレーションで、長蛇の列に遭遇することがあります。

EXPON.DIST関数

いよいよ、次は自分の番だけど、あとのどのぐらいかかるのか?


そこで、例えば、1時間に10人対応しているとして、あと5分以内に順番が回ってくる確率を知りたい場合には、EXPON.DIST関数を使うことで、算出することができます。


B6に設定した数式は、

=EXPON.DIST(B4/60,B3,TRUE)

算出結果は、56.5% 

ということで、56.5%の確立で、自分の順番が来るそうです。


数式を確認しておきましょう。


最初の引数は、「x」で変数です。

今回は、1時間10人と時間に単位を揃えるので、B4の値を60で除算しています。

よって「B4/60」


2つ目の引数は「λ(ラムダ)」です。「B3」


3つ目の引数は、「関数形式」です。

TRUEにすれば、累積分布で算出してくれます。

FALSEにすると、確率密度で算出してくれます。


このEXPON.DIST関数は、指数分布に基づいた、「待ち行列理論」の間隔のモデル化する場合に使用する時に使用する関数です。


指数分布は、待ち時間などのその間の平均時間を表します。


EXPON.DIST関数の読み方は、

「エクスポン・ディスト」

「エクスポネンシャル・ディストリビューション」

です。