Excel。見積書や請求書の単価×数量で表示される0(ゼロ)を消すにはどうするの
<IF関数>
IF関数は、条件分岐で使用しますが、100点以上なら○でそうでなければ×というような場合以外にも、エラーに対応する場合には、使用します。
そして、エラーは表示されていないけど、その結果はどうなの?という場合もあります。
用意したのは見積書です。
E4には、単価×数量で金額を算出する、C4*D4という数式を設定しました。
E4は、きちんと算出結果である金額が算出されています。
その数式を、E8までオートフィルで数式をコピーすると、E5:E8まで「0(ゼロ)」と表示されてしまいます。
これは、C列とD列にデータがないのが原因です。
数値がないセルを0という数値が入力されていると考えて、Excelは算出しますので、E5:E8には0と表示されているというわけです。
表示されていてもいいケースなら、別にこれでOKですが、見積書や請求書をはじめ、第三者がみるような資料の場合、あまり、お勧めできる結果ではありません。
この0をどのようにしたら表示しないようにできるのかというわけです。
そこで、登場するのがIF関数というわけです。
E4の数式を次のように修正します。
=IF(C4="","",C4*D4)
オートフィルで数式をコピーします。
すると、0が表示されなくなりました。
今回は、C列の単価が未入力ならば、データがないものとして、条件に使用しましたが、A列のNOが空白ならば、A列を使うほうがいいですね。
要するに、入力されていなければ、空白そうでなければ、単価×数量を算出すると、条件分岐するIF関数と組み合わせることで対応できます。