Excel。VLOOKUP関数で0(ゼロ)が表示される問題の解決方法
<VLOOKUP関数>
表引きのVLOOKUP関数でのエラーといえば、#N/Aがあります。
この#N/Aエラーは、検索値がないので、発生するエラーです。
このエラーに対応するには、IF関数やIFERROR関数をつかうことで対応することができます。
この対応方法は、有名なのですが、VLOOKUP関数には、もう一つ問題があります。
それが、0(ゼロ)が表示されてしまう問題です。
次の表で0(ゼロ)が発生する状況を確認しましょう。
B2に設定した数式は、
=VLOOKUP(A2,$A$8:$B$11,2,FALSE)
オートフィルで数式をコピーした状態です。
すると、B4には0(ゼロ)と表示されていることがわかります。
数式を確認すると、
検索値は、A列で、範囲が、A8:B11なので、おかしなところはありません。
ただ、検索値が4の場合、表引き元になる範囲をみてみると、B11は、空白になっていることが確認できます。
0(ゼロ)が表示されてしまった原因は、表引き元の値が空白だと発生したということがわかります。
本来は、0(ゼロ)で表示されるのではなく、空白でないと困るわけですね。
どのようにしたら、いいのでしょうか。
エラーではないので、IF関数やIFERROR関数で対応するというわけにはいきません。
そこで、次のように数式を修正してみましょう。
=VLOOKUP(A2,$A$8:$B$11,2,FALSE)&””
修正した数式を、オートフィルでコピーしてみると、0(ゼロ)が表示されずに、空白になっています。
このように、表引きの結果、空白ではなくて、0(ゼロ)が表示されてしまって、対応したい場合には、「&””」と空白の文字結合をすることで、対応することができます。
なお、これは、VLOOKUP関数だから発生したのではなく、XLOOKUP関数でも同様に発生します。
その場合も「&””」で対応することができます。