2/07/2025

Excel。VLOOKUP関数で0(ゼロ)が表示される問題の解決方法【Shows 0】

Excel。VLOOKUP関数で0(ゼロ)が表示される問題の解決方法

<VLOOKUP関数>

表引きのVLOOKUP関数でのエラーといえば、#N/Aがあります。


この#N/Aエラーは、検索値がないので、発生するエラーです。

このエラーに対応するには、IF関数やIFERROR関数をつかうことで対応することができます。


この対応方法は、有名なのですが、VLOOKUP関数には、もう一つ問題があります。

それが、0(ゼロ)が表示されてしまう問題です。


次の表で0(ゼロ)が発生する状況を確認しましょう。

VLOOKUP関数で0(ゼロ)が表示される問題の解決方法

B2に設定した数式は、

=VLOOKUP(A2,$A$8:$B$11,2,FALSE)

オートフィルで数式をコピーした状態です。


すると、B4には0(ゼロ)と表示されていることがわかります。


数式を確認すると、

検索値は、A列で、範囲が、A8:B11なので、おかしなところはありません。


ただ、検索値が4の場合、表引き元になる範囲をみてみると、B11は、空白になっていることが確認できます。


0(ゼロ)が表示されてしまった原因は、表引き元の値が空白だと発生したということがわかります。


本来は、0(ゼロ)で表示されるのではなく、空白でないと困るわけですね。


どのようにしたら、いいのでしょうか。


エラーではないので、IF関数やIFERROR関数で対応するというわけにはいきません。


そこで、次のように数式を修正してみましょう。

=VLOOKUP(A2,$A$8:$B$11,2,FALSE)&””


修正した数式を、オートフィルでコピーしてみると、0(ゼロ)が表示されずに、空白になっています。


このように、表引きの結果、空白ではなくて、0(ゼロ)が表示されてしまって、対応したい場合には、「&””」と空白の文字結合をすることで、対応することができます。


なお、これは、VLOOKUP関数だから発生したのではなく、XLOOKUP関数でも同様に発生します。


その場合も「&””」で対応することができます。