Excel。引き算とIMSUB関数と
文字型を数字型に簡単に変換する方法
【文字型のセルに×1すると数字型に変わります。】
研修で、足し算をするときには、オートSUMボタン Σ の合計を選ぶと出来きますよ。とお話をしますが、このSUM関数は、
合計を求める関数が正式でして、足し算をする関数ではないわけですね。
そこで、よく質問があるのが、「引き算はないんですか?」と聞かれますが、
引き算は、-(マイナス)を使うと引き算なわけです。
まぁ質問の意味は、「引き算の関数」という意味なので、
研修では、
引き算の関数は無い
ことを、お伝えしております。ただ、SUM関数は、合計。総和なので、引くのであれば、
単純に、最初の数をそれ以外の合計(総和)で求めることが出来ます。
100-50-20を求める場合、
=B2-SUM(B3:B4)
という計算式。つまり、最初の数字B2をB3:B4の合計で引けば、求めることができます。
こうすれば、一つずつ、マイナス記号を入れるよりかは、算出しやすいと思います。
で、これで終わっては…ということで、ちょっとした関数をご紹介。
複素数の差を求める関数である、IMSUB関数というのがあって、
これを使えば差を求めることが出来ることは出来ます。
使用上の注意点は、複数の引き算が出来ない事。
複素数の差を求める関数なので、引き算の関数ではありません。
あと算出されたものが、文字列で算出されます。
それでは、
IMSUB関数
をご紹介。複素数1と複素数2のそれぞれに、計算させたいセルを入力します。
そうすると、算出されますが、文字列で結果が出ちゃうのです。
文字列を数字に変換したいですよね。じゃないと困ることもあるかと。
そこで、ワンポイントなのですが、
1を掛けると数字になる特性
があります。ですので、この数式をアレンジして、
=IMSUB(B2,B3)*1
とすると、文字型が数字型に変えることができますので、ちょっと覚えておくといいでしょう。