Excel2013。条件付書式のデータバーを数値に重ねない方法
条件付き書式
Excelの条件付書式にデータバーが登場したのが2007の時からですが、この条件付書式のデータバー。
設定するのは簡単なのですが、数値の上に表示されてしまって、印刷したり、画面で見たときも、
わかりにくいので、イマイチ使えないという声を、企業研修やマンツーマン講習のときに、
耳にすることがあります。
そこで、今回は、
ちょっとしたテクニックで、条件付書式のデータバーを棒グラフのように数値に重ねずに、
別のセルに表示する方法をご紹介します。
まずは、下記のデータがあります。
このC列の4月売上に、条件付書式のデータバーの設定をしてみます。
C3:C7を範囲選択すると、クイック分析が表示されてきますので、この中の書式にある、
データバーをすると、あっという間に条件付き書式のデータバーが設定されました。
Excel2010までだと、クイック分析機能がないので、
ホームタブから条件付き書式を選択してとなっていくわけですが、
Excel2013のクイック分析機能は、とても便利な機能のひとつだと思えます。
しかし、これでは、文字の上のデータバーが重なってしまっていて、見にくいですよね。
そこで、まずは、D列に、4月売上のデータをセル参照させて、
条件付き書式のデータバーを設定していきます。
D3には、=C3という数式が設定されています。これを、D7までコピーします。
では、D3:D7を範囲選択して、先ほどと同様に、クイック分析を使用して、
データバーを設定しましょう。
これでは、先ほどと何にも変わらないじゃないかと思う人もいると思いますが、
ここからがポイントになります。
要するにこのデータバーの数値を表示しなくすればいいわけです。
間違えても、削除するわけではありませんので、間違えないようにしてくださいね。
では、D3:D7を範囲選択します。
ホームタブの条件付き書式にある、ルールの管理をクリックします。
すると、条件付き書式ルールの管理ダイアログボックスが表示されてきますので、
ルールの編集ボタンをクリックしましょう。
書式ルールの編集ダイアログボックスが表示されますので、
"ルールの内容を編集してください"にある。
棒のみ表示にチェックマークをつけましたら、OKボタンをクリックしましょう。
条件付き書式ルールの管理ダイアログボックスに戻ってきますので、
OKボタンをクリックすると、数値が表示されなくなっていますね。
このテクニックを知っていると、スパークラインではありませんが、
セル内に棒グラフを表示することが出来るようになります。
ちょっとした方法ですが、覚えておくと、使えるテクニックの一つですね。
当然、セル参照にしていますから、品川の数値を1500に変えるだけで、
データバーが連動して変わります。