Excel。お客の年齢階層別ピラミッドグラフを
条件付き書式でつくってみる。
条件付き書式のデータバー
先日ご紹介しました、年齢層別に比較できるピラミッドグラフの作り方ですが、
グラフで作る必要が無いとした場合、
実は、条件付き書式のデータバーを使うともっと簡単に作ることが出来るのです。
実際につくってみると、
【条件付き書式】奥が深いって思えますよ。
こんなものを作りたいわけです。
では、早速作っていきましょう。
下記の表があります。
まず、中心の柱になる年齢をセル参照させる数式をF3にクリックして作っていきます。
F3に、=A3
という数式をつくり、オートフィルハンドルを使ってコピーしていきましょう。
E列には、男性の数値を参照するようにしますので、
E3に、=B3
という数式をつくり、オートフィルハンドルを使ってコピーしたら、
女性の数値も同じようにしますので、
G3に、=C3
という数式をつくり、オートフィルハンドルを使ってコピーします。
すると、このような、表が作れましたね。
これが、ベースになります。
このあと、この数値を条件付き書式のデータバーを使って変えていきます。
では、E3:E9を範囲選択して、ホームタブの条件付き書式のデータバーから、
青色を選択しましょう。
すると、青色のデータバーが表示されましたね。
同じように今度は女性のG3:G9を範囲選択して、赤色のデータバーを設定しましょう。
ここからがポイントのはじまり。
まず女性の赤色のデータバーからアレンジしていきましょう。
まずは、G3:G9を範囲選択して、条件付き書式にある、ルールの管理をクリックします。
条件付き書式ルールの管理ダイアログボックスが表示されますので、
ルールの編集をクリックします。書式ルールの編集ダイアログボックスが表示されます。
棒のみ表示にチェックを入れます。これで数値が見えなくなります。
そして、最大値ですが、これは、男性と女性の中での最大値にしてあげる必要があります。
いちいち、手動で直していては、面倒くさいので、
種類を数式にして、値にはMAX関数を使います。数式は、
=MAX($E$3:$E$9,$G$3:$G$9)
不安な方は、どこかで数式を作って確認するといいでしょう。
あとは、OKボタンをクリックして、女性の方が完成しました。
今度は男性をアレンジしていきます。
E3:E9を範囲選択して、
書式ルールの編集ダイアログボックスを表示するところまで同じですので、
そこまでやったとします。
棒のみ表示と最大値を数式にしてMAX関数を使う所も同じです。
そして、追加する処理があります。
それが、棒の方向です。これを▼をクリックして、右から左にします。
そのあと、OKボタンをクリックしましょう。条件付き書式ルールの管理に戻りますので、
ここもOKボタンをクリックします。
これで、完成しました!
グラフにするよりも、同じものを作るようでしたら、こっちのほうが簡単な気もしますね。
条件付き書式は奥が深いので、色々試してみるといいかもしれませんね。