Excel。不要な通し番号を削除したり、作業で使った番号を見えなくさせる方法
表示形式のユーザー定義
前回は、リストから該当する誕生月の方を抽出する方法をご紹介しましたが、
通し番号や作業で使った数値などが見えていて、イマイチ綺麗とはいえない表でした。
このような表でしたね。
今回+αしたいのは、F列とH列。
F列は、6~18が不要ですよね。ただ、抽出件数によって表示する範囲が変わります。
H列は、G列を表示させるために使ったものなので、
削除するわけにはいきませんが、見えなくていいわけです。
こんな風にしたいわけです。
それでは、まずはF列からどのようにしたらいいのか?を考えてみましょう。
考え方ですが、D列に抽出された件数分だけのNoを表示していきたい訳ですね。
ですので、
まずは、D列の件数を数えるために、COUNT関数を使います。
そして、その件数と行番号を比べて、
件数が多いところまでは表示させるようにしてあげるわけです。
最初は、IF関数からスタートしますので、
F4をクリックして、IF関数ダイアログボックスを表示しましょう。
論理式にD列を数えるCOUNT関数をネストしていきます。
ここで、IF関数に戻ります。
論理式には、COUNT($D$4:$D$21)と入力されていますので、>=ROW()-3と入力します。
このROW関数はそのセルの行番号を算出します。
今回は、1件目なので1を表示したいので、今算出しているこのF4は、4行目にありますので、
-3します。
真の場合は、ROW()-3
偽の場合は、””
と入力してOKボタンをクリックします。
あとは、オートフィルハンドルを使って数式をコピーしましょう。
数式は、
=IF(COUNT($D$4:$D$21)>=ROW()-3,ROW()-3,"")
ですね。まずは、D列が完成しましたね。
つづいてH列ですね。
実務では、よく計算させるための作業用のデータを作る場合がありますが、
今回もそのケースに近いですね。
このように計算結果は、データがなければ空白とはいきませんよね。
データはあるわけですから、そこでここは、数式でどうのこうのではなく、
表示形式のユーザー定義を使って、H列を非表示にしていきます。
では、H4:H21まで範囲選択をして、セルの書式ダイアログボックスを表示しましょう。
ctrl + 1 のショートカットを使うと、セルの書式ダイアログボックスが簡単に表示されますので、
覚えておくと便利ですね。
表示形式タブの分類をユーザー定義にします。
そして、種類に、;;;(セミコロン×3)を入力しましょう。
あとは、OKボタンをクリックします。
これで、H列に算出されていたデータが見えなくなりましたね。
しかし、数式はちゃんと残っていますよね。この;;;(セミコロン×3)は覚えておくと便利ですよ。
ということで、このような関数やユーザー定義などを使って、
綺麗にするテクニックも覚えていくといいですよね。