Excel。複数条件の条件付き書式の設定方法をご紹介。
<条件付き書式+OR関数 AND関数>
職業訓練でも、企業研修でも、必ずご紹介する
「条件付き書式」。
自分で判断することをしなくても、設定すれば、Excelが判断して、書式を反映してくれる便利な機能なのですが、この条件付き書式に関しても、
いろいろ、ご質問をいただくことがありますので、今回はその中から、
複数条件での条件付き書式の設定方法をご紹介していきます。
下記のような表があります。
条件付き書式としてやりたいことは、店舗が梅田店か、または、売上金額が50万以上だったら、
そのレコード。
つまりその行ごと、塗りつぶしを設定したいとします。
そのセルだけならば、いいのですが、レコードごとで、さらに、
複数の列にまたがった条件ということになります。
まずは、確認として、複数条件を確認しておきましょう。
D2が梅田店であるのか? E2が50万円以上なのか?という数式を作る必要があります。
この2つの条件を満たすようにするには、OR関数を使うといいようですので、
OR関数を使って条件付き書式の数式を作っていきましょう。
では、A1:E12までを範囲選択します。
ホームタブの条件付き書式から新しいルールをクリックしましょう。
新しい書式ルールダイアログボックスが表示されますので、
「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択して、
ルールの内容を編集してくださいのボックスをクリックします。
次の数式を満たす場合に値を書式設定のボックスをクリックしておきます。
数式は、
=OR($D2="梅田店",$E2>=500000)
と入力をします。これは、D列が梅田店なのか?
または、E列が50万円以上のどちらかの条件をみたしていれば…という意味になります。
書式ボタンをクリックして、任意の塗りつぶしを設定していきます。
OKボタンをクリックして、新しい書式ルールダイアログボックスに戻りますので、
OKボタンをクリックして、完成ですね。
ポイントになるのは、数式を設定するところですね。
関数のダイアログボックスを表示することができませんので、手で設定する必要があります。
また、せっかくなので、同じ列内での複数条件の場合もご紹介しておきましょう。
今度は、店舗名が、梅田店、または、横浜店の場合、
そのレコードを塗りつぶす場合はどう設定したらいいのでしょうか?
条件付き書式の数式は、こうなります。
=OR($D2="梅田店",$D2="横浜店")
これで、書式を設定すると、このように反映されますね。
では、AND条件も確認しておきましょう。
D2が梅田店でE2が50万円以上だったらという条件の場合をやってみましょう。
条件付き書式の数式には、
=AND($D2="梅田店",$E2>=500000)
これで、書式を設定してあげると、このような結果になり、きちんと反映されていることが確認できますね。
条件付き書式の設定も、関数をうまくコラボレーションすることによって、
より一層わかりやすい表を作ることができるので、機会があれば是非挑戦してみてください。