Excel。円グラフを使って1日のスケジュールを作りたい
<24時間スケジュール円グラフ>
以前、BLOGで、積み上げ横棒グラフを使った、
24時間のスケジュールをご紹介したことがあるのですが、
「先日よく夏休みとかの一日のスケジュールを円グラフで表すので、
円グラフでも作ることは出来ないのかなぁ~」と。
いわれたことがありましたので、いたって作り方は簡単なので、
今回は、円グラフを使っての24時間スケジュール管理表を作ってみようと思います。
今回は、このような円グラフを作るわけですね。
グラフを作るには、元になる表を作る必要がありますので、下記の表があります。
まずは、範囲選択ですね。C4:D11までを範囲選択して、円グラフを作成しましょう。
あれれ、円グラフの表示が変ですよね。
このような場合には、行/列の切り替えをしてあげれば、よかったはずですね。
凡例を削除して、データラベルで、時刻と内容を表示していきましょう。
凡例は簡単に削除できますが、問題になるのは、データレベル。
内容は表示することが容易なのですが、23:00~と表示できず、
内容の要する時間が表示されてしまいます。
データラベルをクリックして、データラベルの書式設定ダイアログボックスを表示してみましょう。
分類名と値をラベルの内容で表示するようにしても、
23:00~というのは範囲には入っていませんので、表示できないわけですし、
逆に円グラフを作るのに、D列の時間をいれなければ、
円グラフ自体を作ることは出来なかったわけですね。
そこで、元の表にラベル用の列を作ることにしましょう。
このようにラベル用のE列を作ります。
E4には、
=TEXT(B4,"h:mm~")&CHAR(10)&C4
という数式を設定しております。この数式の説明をします。
B列は、時間になっていますので、TEXT関数を使って表示形式を変更させます。
次に来る、CHAR(10)。これは、改行 という意味です。
これを入れないと&で文字通しを結合は出来ても、改行して表示することは出来ません。
ちょっとしたアイディアですが、CHAR(10)。覚えておくと便利かもしれませんね。
数式は、オートフィルを使って、E11までコピーしましょう。
それでは、データラベルの範囲を編集しますので、
レイアウトタブのデータの選択をクリックして、
データソースの選択ダイアログボックスを表示しましょう。
横(項目)軸ラベルの編集ボタンをクリックします。
軸ラベルダイアログボックスが表示されますので、軸ラベルの範囲をE4:E11まで範囲選択して、
OKボタンをクリックしましょう。
データソースの選択ダイアログボックスに戻りますので、再びOKボタンをクリックしましょう。
データラベルが時刻と内容を表示することが出来ました。
あとは、てっぺんが0時になるように円グラフを回転させます。
円は360°ですよね。1日は24時間ですから、360÷24=15
つまり、1時間は15°なので、23:00~なので、
360-15=345 で円グラフを回転させてあげればいいわけです。
データ系列の書式設定ダイアログボックスを表示して、グラフの基線位置を345に設定します。
これで完成しましたね。このようにすれば、
24時間スケジュールも円グラフで表示することが出来るようになりますよ。
お子さんがいる方のほうが、作成頻度があるかもしれませんが、参考になれば幸いですね。