Excel。日付を西暦の年月日表示から元号表記の年月日でしかも漢数字にしたい
<表示形式:DBNum1>
Excelでは、日付を入力した後に、
表示形式を使って使いたい日付のタイプに表示形式を設定してあげることになりますよね。
例えば、
10/1と入力すれば、10月1日
TODAY関数を使えば、西暦の年月日で表示されます。
ちなみに、Excel2013では、西暦という表記ではなく、”グレゴリオ暦”に変わっております。
そこで、今回は、グレゴリオ暦の年月日で表示しているものを元号表示にして、
さらに、漢数字で表示してみたいと思います。
元号は問題ないのですが、漢数字は、ちょっと、レベルがアップします。
元号表記で、さらに漢数字で表示させないといけないケースも書類によってはありますので、
知っておいて損はありませんね。
では、このような表を作ります。
D2は、表示形式で元号表記にしてあります。
それでは、セルの書式設定ダイアログボックスを表示して確認してみましょう。
セルの書式設定ダイアログボックスは、Ctrl + 1のショートカットキーが便利ですね。
分類は日付で、カレンダーの種類を和暦にすれば、
簡単に日付を元号表記にすることが出来ますよね。問題は、ここから。
今元号表記にD2はなっていますが、数字を漢数字にするのにはどうしたらいいでしょうか?
表示形式ですから、自分で漢数字に入力しなおすわけではありません。
そこで、ユーザー定義を使って修正して行きます。
今、ユーザー表示にすると、
種類は、[$-411]ggge"年"m"月"d"日";@となっております。
この表示形式を修正していきます。
ところで、ggge"年"m"月"d"日"は、元号表記なのですが、
[$-411]
これは何の意味なのでしょうか?これは、ロケール。すなわち、日本という地域を表しています。
では、どのように修正するのか?というと、
このユーザー定義の先頭に、[DBNum1]と入力します。
種類は、
[DBNum1][$-411]ggge"年"m"月"d"日";@
それでは、OKボタンをクリックしてみましょう。このように、漢数字で表示することが出来るようになりました。
実は、
[DBNum1]は、[DBNum3]までありまして、このように表示が変わります。
[DBNum2]だと、大字で表示されます。
ユーザー定義は、
[DBNum2][$-411]ggge"年"m"月"d"日";@
[DBNum3]だと、全角で表示されます。
ユーザー定義は、
[DBNum3][$-411]ggge"年"m"月"d"日";@
これは、別に日付だから[DBNum1]とかが有効というわけではありません。
例えば、D1に1234と入力をして、表示形式のユーザー定義を、
[DBNum1]G/標準
としてみましょう。このように、漢数字になりましたね。つまり、数値を次のように表示を変えてくれるのです。
[DBNum1]は、漢数字
[DBNum2]は、大字
[DBNum3]は、全角
知らないと、このように表示することが出来ませんので、お仕事で必要な方は、
頭の片隅にこんなものがあるということをいれておくといいかもしれませんね。