Excel。数えるは数えるでも、一番多くあるデータを数えるにはどうしたらいい?
<MODE.SNGL関数とピボットテーブル>
ご質問がありまして、MODE.SNGL関数を使うと、
データの中で一番多いデータが何件あるのかを数えることが出来ると聞いたのだけど、
エラーになるとのこと。
内容がよくつかめなかったので、よく聞いてみると、下記の表のようなデータがあるとします。
本来はもっともっと大きなデータだそうですが…
E4にどの都道府県の方が一番多いのかを知りたいということで、
最頻値を求めることができる、MODE.SNGL関数を使ったということなのですが。
では、確認のため、E4にMODE.SNGL関数ダイアログボックスを表示しましょう。
数値1には、C2:C25を入力します。
OKボタンをクリックしましょう。
ありゃま、#N/Aというエラーが表示されましたね。
このMODE.SNGL関数は、【数値】の最頻値は求めることが出来るのですが、
今回のように【文字】は算出することが出来ないのです。
なので、エラーが出て、困っているというご質問でした。
そこで、どのようにお答えしたのかというと、
「ピボットテーブルではどうですか?」とご提案したわけです。
確かに、関数の組み合わせで、求めることは出来るのですが、
なかなか難易度の高い関数通しの組み合わせになってしまうので、
ピボットテーブルをご提案したわけです。
ちょっとした、集計などは、ピボットテーブルを使った方が、早く算出することが出来ます。
では、どのようにしたらいいのか?ということを、ご紹介していきます。
A1をクリックして(表の中ならどのデータでもOK)、
挿入タブのピボットテーブルをクリックしましょう。
ピボットテーブルの作成ダイアログボックスが表示されます。
そのままOKボタンをクリックしましょう。
ピボットテーブルを作成できる新しいシートが登場しましたね。
行ラベルのボックスに、都道府県のフィールドを、
そして、値のボックスには、同じように、都道府県のフィールドを設定させます。
このような、ピボットテーブルが完成しました。
これで十分ですが、せめて、データを降順にしましょう。
ピボットテーブルは見出しをアクティブにしての並び替えは出来ませんので、
データのセルをアクティブにして、降順のボタンをクリックしましょう。
すると、データが降順で並び替わりましたね。
このように、ピボットテーブルを使用するほうが、
関数を使って算出するよりも、比較的に簡単に集計することが出来ます。
特に最頻値以外のほかのデータの状況も把握できますので、
ケースバイケースではありますが、
ピボットテーブルというアイディアも頭の中に入れておくと、いいかもしれませんね。
なお、関数で求めようとしたら、次のような数式を作れば、算出することが出来ます。