Excel。積み上げ縦棒グラフに合計値を表示させる方法。Excel2013版
<積み上げ縦棒グラフと合計値>
今回は、次のようなグラフを作成して行きます。
単なる、『積み上げ縦棒グラフ』でしょう?と思いますが、
一つ厄介なポイントがあるのです。
それは、積み上げ縦棒グラフの上に表示されている。
【合計値】を表示させることなのです。
では、次の表を使って、確認してみましょう。
A2:D5を範囲選択して『積み上げ縦棒グラフ』を挿入していきます。
挿入タブの2-D縦棒から、『積み上げ縦棒』をクリックします。
グラフが挿入されたら、
緑色の+マークのグラフ要素をクリックして、
「データラベル」にチェックマークをつけると、
各データに数値が表示されますが、合計値は表示されません。
この合計値を表示するにはどうしたらいいのか?
というのが今回のテーマなのです。
3つぐらいのデータなので、テキストボックスとか使って、
合計値のデータをコピーして表示する方法も悪いわけではないのですが、
データの件数が多くなると、もう少し効率化したいところです。
【第2軸を使おう】
そこで、第2軸を使った方法が、いいのではということで、作成していきましょう。
A2:E5を範囲選択して、挿入タブの「複合グラフの挿入」にある、
組み合わせから「集合縦棒-第2軸の折れ線」をクリックします。
グラフが挿入されましたが、行と列が逆になっています。
デザインタブの「行/列の切り替え」をクリックします。
ついでに、グラフタイトルも入力しておきます。
しかしこれでは、『積み上げ縦棒グラフ』ではありませんし、
6月も折れ線グラフになってしまっていますので、アレンジしていきます。
デザインタブの「グラフの種類の変更」をクリックします。
グラフの種類の変更ダイアログボックスが表示されますので、
次のように変更していきます。
4月~6月のグラフの種類を『積み上げ縦棒』にして、
第2軸のチェックマークをはずしてOFFにします。
OKボタンをクリックします。
すると、グラフはこのように変更されました。
ここまで、出来上がれば、あと一息ですね。
データラベルを表示させますので、
グラフの要素のデータラベルにチェックマークをつけてONにします。
合計のデータラベルを上に移動させますので、
合計のデータラベルをクリックして、
グラフ要素のデータラベルから上をクリックします。
合計の折れ線グラフを見えなくさせる作業をしますので、
合計の折れ線グラフをクリックして、書式タブの図形の枠線から、
「線なし」をクリックします。
そして、凡例の合計という文字が残っていますので、削除します。
あとは、第2軸の縦軸を非表示にします。
グラフ要素の軸にある第2縦軸のチェックマークをはずしOFFにします。
これで完成しましたね。
このように、第2軸をうまく使うことによって、
色々なグラフを表現出来ますので、第2軸を使ってみてください。