Excel。集計横棒グラフの背景を平均値で色分けするグラフを作ってみよう
<集計横棒グラフ>
次のような集計横棒グラフを作るとしたらどうしたらいいのでしょうか?集計横棒グラフは問題ないとしても、
プロットエリアを、塗りつぶしていますね。
この塗りつぶしは、平均値で塗り分けをしています。
最近、この手の質問が多くあって、
「図形の四角を使っているけど、数値が変わるたびに大変なんです」
ということで、今回は、
平均値が変わっても自動的に塗り分けしてくれるグラフを作っていきましょう。
Excelでグラフを作るときには、
グラフを作るための表をいかにアレンジして作るかにかかっています。
そこで、今回は次のような表を使って、
集計横棒グラフ自動プロット塗りつぶしグラフを作っていきます。
A列は店舗名
B列は売上高
このB列が集合横棒グラフになります。
C列は、平均値を算出。
C3の数式は、=AVERAGE($B$3:$B$6)
D列は、C列の平均値まで塗りつぶした残りを塗りつぶすために、
売上高が384なので、横軸の最高値を400に固定させた場合、
400-平均値の値を算出しています。
こうすることで、残りの塗りつぶしを設定することが可能になります。
A2:D6を範囲選択して、集合横棒グラフを挿入していきましょう。
このような集計横棒グラフが表示されましたね。
凡例を下側に移動して、売上高の横棒グラフをクリックします。
グラフ要素が、系列”売上高”になっていることを確認して、
選択対象の書式設定をクリックして、
データ系列の書式設定ダイアログボックスを表示しましょう。
使用する軸を、「第2軸」に変更して、閉じるボタンをクリックしましょう。
グラフはこのように変わりました。
凡例の売上高を残して、削除して、
主横軸と第2横軸の最高値を400に変更しましょう。
グラフのアレンジはここまで進んできました。
背景の塗りつぶしを作っていくので、
平均値の横棒グラフをクリックして、
グラフの種類を積み上げ横棒グラフに変更していきます。
積み上げ横棒グラフが選択されています。
グラフの要素が、「系列 "平均値"」になっていることを確認して、
選択対象の書式設定をクリックしましょう。
要素の間隔を「なし」にして、閉じるボタンをクリックしましょう。
あとは、塗りつぶしの色を変更してあげて、グラフの上側に表示されている、
第2軸横軸を見えなくしてあげれば、完成ですね。
第2軸横軸をクリックして、グラフの要素が、
第2軸横(値)軸になっているのを確認して、
選択対象の書式設定をクリックして、
軸の書式設定ダイアログボックスを表示しましょう。
目盛りの種類を「なし」。
軸ラベルを「なし」。
あとは、閉じるボタンをクリックしましょう。
これで完成しましたね。
今回はプロットエリアを平均値で色分けするケースで作ってみましたが、
アイディアで、色々使えるテクニックのひとつですね。