Excel。おすすめグラフ恐るべし!簡単にABCパレート図が作れちゃう!Excel2016
<おすすめグラフ:ABCパレート図>
商品ごとなどがどのぐらいの影響力を占めているのかなどの重点指向でお馴染みのパレート図。
ABC分析でもおなじみのグラフですよね。
このようなグラフが、パレート図なのですが、
結構作成するのは大変面倒なんですよね。
グラフを見ていただくとわかるように、
第2軸を使った、複合グラフですし、このグラフの元になるデータも、
作り込む必要があります。
複合グラフを作ればいいわけなので、Excel2013でしたら、
A1:B20とD1:D20の金額と累計を範囲選択して、
挿入タブの複合グラフの挿入にある、
集合縦棒-第2軸の折れ線を選択すれば、
Excel2010以前では考えられないほど簡単に作成できます。
また、おすすめグラフを使っても、
集合縦棒-第2軸の折れ線が、おすすめグラフの候補にあがってきます。
第2軸が120%になっているので、それを100%にしたりと、
調整しなくてはいけないところは多々ありますが、
簡単にグラフが作成できるのですが、Excel2016のおすすめグラフは、
もっと簡単にABCパレート図を作ることが出来るようになっているのです。
【Excel2016では、構成比の累計も不要】
どのように変わったのかというと、表の作り込みがなくなりました。次のような表があれば作れてしまうのです。
金額を降順にした表だけですが、A1:B20を範囲選択して、
挿入タブのおすすめグラフをクリックしましょう。
グラフの挿入ダイアログボックスのおすすめグラフが表示されてきます。
そこになんと、パレート図と用意されているのが確認できます。
Excel2013では、集合縦棒-第2軸の折れ線という名前だったのに、
パレート図…。
それでは、パレート図を選択したら、OKボタンをクリックしましょう。
簡単にABCパレート図が完成できました。
しかも、Excel2013は第2軸が120%になっていたのに、
Excel2016は、100%が上限になっています。
以前は作成するのが大変だったABCパレート図が
簡単に作成できるようになったということは、
それだで、ABC分析が身近というか現場の資料として
多く登場するようになったということがいえるのかもしれませんね。
ただし、おすすめグラフで今回選んだのは、
パレート図というグラフなので、実は、複合グラフとは違っているのです。
そのため、アレンジしたいことができないという欠点があります。
例えば、横軸の文字を縦書にしたい場合などです。
確認してみましょう。
横軸をダブルクリックするか、クリックして、
書式タブのグラフ要素が選ばれていることを確認して、
選択対象の書式設定をクリックすると、
右側に軸の書式設定作業ウィンドウが表示されますので、
文字のオプションのテキストボックスを確認すると、
グレーアウトしていて、修正することが出来ませんね。
このため、見やすいようにアレンジしたいなどがある場合には、
従来通り複合グラフで作る必要があります。