Excel。改行の復習。セル内で改行するのはAlt+Enter。では、表示形式で改行するには?
<改行&表示形式>
実務において、知っておくと便利な機能というのがありますが、今回は、Excelのセル内での『改行』について復習してみましょう。
A1には、勘定科目でお馴染みの、
「前期繰越利益」は、数値が小さい時に列幅を狭めたいときに、
前期で改行して、繰越利益と分けたいということが発生したりします。
また、D1のセル内に文書なども、改行を必要とするわけですね。
そこで、有名なショートカットを知っていると、
あっという間に解決しますので、A1を改行していきます。
改行したいところに、カーソルを表示させます。
そして、ショートカットキー。
Alt+Enter
これで、改行できましたね。
ところで、よく、ホームタブにある、
「折り返して全体を表示する」を使うのはダメなのですか?と聞かれます。
では、今度は、D1の文書を使って試してみましょう。
ご覧のように、列幅に合わせて、表示してしまうわけです。
元に戻して、列幅を広げてから、もう一度やってみましょう。
イメージ通りに改行が出来ていればいいのですが、
なかなか思い通りにできません。
そこで、Alt+Enterを使えば、
イメージ通りに改行することが出来るというわけですね。
では、セルが文字ではなくて、表示形式だった場合は、
どうやって改行したらいいのでしょうか?
【表示形式で改行】
E2のように、日付があって、改行して、曜日がある。
という表示をさせたい場合は、
Alt+Enterでは、対応することが出来ません。
表示形式のユーザー定義を使っていくのですが、
まずは、C3をC2のように曜日を付ける表示にかえてみましょう。
C3をクリックして、セルの書式設定ダイアログボックスを表示しましょう。
表示形式の、ユーザー定義に合わせて、種類を
yyyy/m/d(aaa)
とします。
aaaで、日付を曜日に変換することが出来ましたね。
yyyy/m/dは、年月日ですね。
それでは、OKボタンをクリックして、確認してみましょう。
ここまでは、ウォーミングアップ。
いよいよ、E3をE2のようにしていきます。
E3をクリックして、セルの書式設定ダイアログボックスを表示しましょう。
ユーザー定義をクリックして、種類を、d日(aaa)と変更します。
そして、日と(の間にカーソルを表示します。
ここで、Ctrl + J というショートカットキーをいれます。
種類がd日だけになってしまいましたが、気にしません。
Ctrl + Jは改行が挿入されるので、
後ろの(aaa)が2行目に移動したので、隠れているだけです。
OKボタンをクリックしてみましょう。
2行になっていない!と思われるかもしれませんが、まだ作業途中です。
E3をクリックして、先程紹介している、
ホームタブにある、「折り返して全体を表示する」をクリックしてみましょう。
そして、行の幅を広げることも忘れないようにしましょう。
これで完成しましたね。
今回は、改行の復習ということでしたが、基本は大切ですので、
見直してみると、意外な発見があるかもしれませんね。