Excel。エラーバー付き折れ線グラフをどうやって作ったらいいのか?
<エラーバー付き折れ線グラフ>
次のような折れ線グラフを、『エラーバー付き折れ線グラフ』なんていったりするそうなのですが、
折れ線グラフのマーカーに【ヒゲ】が生えているグラフを
どうやってつくったらいいのかを紹介していきます。
Excel2003のころまでは、『Y誤差範囲』という箇所を追加していくと作れたし、Excel2010とかでは、グラフツールのレイアウトタブに
『誤差範囲』なんていうのがあったのですが、
バージョンがかわったら、
どこにいったのかわからないという人もいると思いますが、
場所さえわかれば、以前のバージョンと作り方は、同じです。
では、次の表を使っていきます。
来店客数がマーカー付き折れ線グラフで、
【ヒゲ】の誤差は、標準偏差を使います。
なお標準偏差は事前に算出している状態です。
最初に、マーカー付き折れ線グラフを作りますので、
A1:B13を範囲選択して、マーカー付き折れ線グラフを挿入しましょう。
【ヒゲ】が表示されたのか、グラフが小さいとわかりにくいので、
グラフのサイズを大きくしておきます。
グラフツールのデザインタブにある。
「グラフ要素を追加」から誤算範囲をクリックして、
「その他の誤差範囲オプション」をクリックしましょう。
右側に誤差範囲の書式設定作業ウインドウが表示されてきますので、
「誤差範囲のオプション」の縦軸誤差範囲にある、
誤差範囲の「ユーザー設定」にチェックマークをします。
値の指定ボタンをクリックします。
ユーザー設定の誤差範囲ダイアログボックスが表示されますので、
正の誤差の値と負の誤差の値に、標準偏差の範囲C2:C13を設定します。
=エラーバー!$C$2:$C$13
と入力されたら、OKボタンをクリックします。
なお、”値”ですから、見出し名は不要です。
すると、マーカー付き折れ線グラフのマーカーに【ヒゲ】が付きました。
これで、誤差範囲のエラーバー付きの折れ線グラフを作ることができました。
あとは、データラベルを表示して、マーカーの大きさを調整していきます。
「グラフ要素を追加」のデータラベルから「中央」をクリックすると、
データラベルがマーカーの直上に表示されるので、
フォントサイズを大きくします。
マーカーも大きくします。
グラフツールの書式タブの「グラフの要素」を
「系列 "来店客数"」にして、選択対象の書式設定をクリックします。
右側にデータ系列の書式設定作業ウインドウに変わりますので、
系列オプションからマーカーを選択して、
「マーカーのオプション」にある、組み込みをクリックして、
サイズを大きくします。
そして、塗りつぶしの色を変更します。
これで、「エラーバー付き折れ線グラフ」が完成しました。
このように、誤差範囲というのを設定することができます。