3/16/2019

Excel。円グラフで24時間スケジュールグラフをつくり、目盛に時刻も表示する【24 hour schedule】

Excel。円グラフで24時間スケジュールグラフをつくり、目盛に時刻も表示する

<24時間円グラフ目盛付き>

24時間のスケジュールを管理する円グラフを作ってみましょう。

さらに、時刻を目盛で外周に表示する円グラフで作ってみます。
24時間スケジュール円グラフ

以前、24時間円グラフの作り方をご紹介したこともありますが、以前の24時間円グラフは、データラベルに時間を表示しているので、外周に時刻を表示するタイプにアレンジしてみたいと思います。

【グラフは準備が肝心】

24時間円グラフを作るには、今回2つの表を用意します。
一つ目は、24時間円グラフ自体のデータです。

基本的に時刻のA列は、0時から次の0時までのように作ります。
B列の内容は、スケジュール内容を入力します。
時間は、次の内容までの時間を入力します。

二つ目の表は、外周の目盛用の表です。

時刻は、0:00~23:30までを30分刻みで入力しています。

もしスケジュールが時間ごとならば、1時間刻みの表でいいですし、15分刻みのスケジュール表を作りたいようでしたら、15分刻みで表を作ります。

B列の表示は、表示したい時刻のところのみに、時刻を入力します。

7:00に朝食がスケジュールにあるので、B列の表示にも7:00と入力します。

C列は、ダミーデータです。
ラベルを表示するためのグラフを描くためにダミーデータが必要なので、「0」ですべて入力します。

【ドーナツグラフをつくる】

B2:C10を範囲選択して、

挿入タブから「ドーナツ」を選択して、

ドーナツグラフを挿入しましょう。

行列を入れ替える必要がありますので、

グラフツールのデザインタブにある「行/列の切り替え」をクリックします。

データごとの区切り線が白ではっきりしているデザインなので、グラフツールのデザインタブのスタイルから「スタイル5」を選択します。

グラフタイトルと凡例を削除して、グラフを大きくしておきます。

【目盛用のデータを貼り付ける】

ここまで完成したグラフに、目盛用のデータを貼り付けていきます。

B13:C60を範囲選択して、コピーボタンをクリックしてから、グラフをクリックします。

ホームタブの貼り付けボタンから、「形式を選択して貼り付け」をクリックすると、形式を選択して貼り付けダイアログボックスが表示されます。

貼り付け方法は、「新しい系列」。
先頭列を項目列として使用するにチェックマークをつけて、OKボタンをクリックします。

ドーナツグラフが薄くなったようにみえていれば、今のところ成功しています。

今追加したデータを「レーダーチャート」に変更しますので、ドーナツグラフをクリックして、グラフツールのデザインタブにある「グラフの種類の変更」をクリックします。

グラフの種類の変更ダイアログボックスが表示されます。

すべてのグラフから、系列1を「ドーナツ」にして、系列2を「レーダー」に設定します。

レーダーにすると、第2軸に自動的にチェックマークが付きます。

レーダーチャートにするために、ダミーで「0」を入れたわけです。
それでは、OKボタンをクリックしましょう。

これで、目盛の時刻が表示することができました。
赤枠で囲っている、レーダー(値)軸が不要なので、クリックして削除します。

【回転させて穴を埋める】

最初のスケジュールが23:00~の就寝なので、0:00をてっぺんにしたいので、ドーナツグラフを回転させます。

24時間グラフですから、360(円周)÷24(時間)=15(°)ということで、1時間は15°ですから、23×15で回転するのは、345°で設定します。

ドーナツグラフをダブルクリックあるいは、クリックして、グラフツールの書式タブにある、「選択対象の書式設定」をクリックして、「データ系列の書式設定」作業ウィンドウを表示して、「系列のオプション」のグラフの基線位置を345°に設定します。

ドーナツグラフのままでもいいのですが、ドーナツの穴を0と設定して円グラフのようにします。

あとは、グラフに朝食などのスケジュールを表示していきます。

ドーナツグラフをクリックして、

グラフツールのデザインタブにある「グラフ要素を追加」からデータラベルの中にある、「その他のデータラベルオプション」をクリックして、「データラベルの書式設定」作業ウィンドウが表示されます。

ラベルの内容を「分類名」にチェックマークをつけて、ラベルの位置を「内部外側」にしましょう。

あとは、文字の大きさを変えて、文字の色を調整して完成です。

このように、24時間スケジュール円グラフの目盛表示付きが完成しました。
もし機会がありましたら、作ってみてはどうでしょうか?