3/31/2019

Excel。縦棒グラフをアレンジした「角丸縦棒グラフ」をつくってみよう【Rounded vertical bar graph】

Excel。縦棒グラフをアレンジした「角丸縦棒グラフ」をつくってみよう

<角丸縦棒グラフ>

Excelで縦棒グラフをつくると、普通の四角形のグラフしか描くことができませんが、資料によっては、柔らかい感じの資料として、【角丸縦棒グラフ】を作る場合はどうしたらいいのでしょうか?
角丸縦棒グラフ

Excelの棒グラフは、重ねたり、太さを変えたりすることは、簡単にできるのですが、角丸はできないわけです。

では、次のような表を作っておきます。

なぜ、棒・角丸・売上高という3列が必要なのかは、後で説明します。

C列の角丸ですが、C2には、=D2*20% という数式が設定されています。

これは、売上高の20%の大きさを表すための数値なのですが、20%ぐらいだと、角丸が綺麗な感じで描くことができます。

B列の棒ですが、B2には、=D2-C2 という数式が設定されています。

そして、準備を忘れてはいけないものがあります。それが次のような図形

これは、図形のフローチャートにある、「論理積ゲート」を描いて、角度を変えたものです。


【まずは、積み上げ縦棒グラフを描く】

最初に、積み上げ縦棒グラフを描いていきます。
A1:D4を範囲選択して、積み上げ縦棒グラフを挿入します。

店舗名のデータになっていませんので、グラフツールのデザインタブにある「行/列の切り替え」をクリックしましょう。

あわせて、グラフタイトルも削除しておきます。

事前に用意してある、角丸の図をクリックして、コピーボタンをクリックして、オレンジ色の角丸の棒グラフをクリックして、貼り付けボタンをクリックします。

グレーの売上高のデータを加工していきます。

グラフツールのデザインタブにある「グラフの種類の変更」をクリックします。

グラフの種類の変更ダイアログボックスが表示されますので、売上高を第2軸にチェックマークをオンにしてから、グラフの種類を『集合縦棒』に変更します。

OKボタンをクリックします。

こうすることで、データラベルを表示することができます。

積み上げ縦棒グラフでは、それぞれのデータラベルを表示することはできますが、合算値を表示することができないので、今回は、合計値のデータを用意しておいて、データラベルを表示するために第2軸として使用しております。

売上高の集合縦棒グラフが前面に表示されていますので、塗りつぶしなし、枠線なしに変更します。データラベルを表示していきます。

売上高のデータを触ったままで、グラフツールのデザインタブにある「グラフ要素を追加」からデータラベルの外側を選択しましょう。

最後に、第2(縦)軸が不要なので、削除します。凡例も不要なので削除します。

フォントが小さいので、程度に大きくして完成ですね。
角丸縦棒グラフ

このように、角丸縦棒グラフも作ることができます。