Excel。入力修正後、比較してどこを修正したのかわかるようにセルを塗りつぶしたい!
<条件付き書式>
Wordには、校閲タブの中に「比較」というのがあって、2つの文書を比較して、どこに変更があったのかを確認する方法があるのですが、Excelには、そのような機能はありません。そこで、修正前と修正後。
いったいどこを修正したのかを確認する方法を考えていきましょう。
次の表を用意しました。
修正前の表です。
こちらが、修正後の表です。
見出しは、判断しやすいように変更しております。
それぞれ、別のシートで作成しています。
3か所変更していますが、わかりますか?わかったとしても、もっと大きなデータや表だったら、さらに大変になりますよね。
そこで、今回は、修正後シートの表で修正されたセルがわかるように塗りつぶしをする方法で、確認出来るようにしていきましょう。
【条件付き書式で設定】
今回のように「ある条件」がついた塗りつぶしを行うには、おなじみの条件付き書式を使うことで解決できます。B2:G5を範囲選択し、ホームタブにある「条件付き書式」から「新しいルール」をクリックします。
新しいルールダイアログボックスが表示されますので、「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリックして、表示されたボックスに、数式を入力します。
=B2<>修正前!B2
たったこれだけですね。「<>」という比較演算子は、「=(イコール)」の逆で、等しくないという意味の比較演算子なので、これだけで大丈夫です。
余談ですが…Excel2007までは、条件付き書式の数式設定では、シート間をこのように簡単に参照することができなかったので、INDIRECT関数+CELL関数を使わないとダメな時代もありました。
数式を設定したら、書式ボタンをクリックします。
セルの書式設定ダイアログボックスが表示されるので、塗りつぶしタブから、色を設定しましょう。
OKボタンをクリックすると、先程のダイアログボックスに戻ります。
あらためて、OKボタンをクリックします。
このように、修正前と修正後のデータが異なっているセルを見つけることができましたね。
今回は、数値でしたが文字でも同じように、セルの内容が異なっていると、塗りつぶしを行ってくれます。
ただ、残念ながら、「セル内のどこが違っているか?」ということまでは、判断することができないというか、一文字ずつ確認しなくちゃいけないので、塗りつぶしがあったセル内を直接確認したほうが、作業的には早いと思います。