Excel。ツリーマップグラフのアレンジがうまく作れないということで。
<ツリーマップ>
Office365に追加されて、Excel2019から標準搭載された、新しいグラフの【ツリーマップ】。データの強弱を面(タイル)の大きさでわかるようにするというグラフなのですが、ちょっとアレンジをしようとすると、なかなかうまくいかないということで、今回は【ツリーマップ】について紹介していきます。
今回は、上記にある、ツリーマップを関東と関西にわけて、次のようなツリーマップを作ってきます。
Excelでグラフを作るときの基本。
それは作りたいグラフ用のデータを作る必要があります。
その表がこれです。
第一カテゴリーのA列の地域。A3:A7とA8:A11のセルは結合しています。
第二カテゴリーのB列の店舗
売上高のC列
A列がないと、最初のツリーマップのように、地域別に分けることができません。
【ツリーマップをつくろう】
A2:C11を範囲選択します。挿入タブのグラフにある「階層構造グラフの挿入」から「ツリーマップ」をクリックします。
ツリーマップグラフが挿入されました。
とりあえず完成しました。初期状態のツリーマップでは、第一カテゴリーが埋没していてわかりにくいので、修正していきます。
グラフツールのデザインタブにある「クイックレイアウト」をクリックして、レイアウト2をクリックします。
ツリーマップのデザインはクリックレイアウトを使うと効率的に変更することができます。
今回はグラフタイトルがあると、ツリーマップ自体が小さく表示されてしまうので、グラフタイトルは削除しておきます。
【データラベルに値を表示しよう】
データラベルは、店舗名だけが表示されています。面積で強弱を表すグラフといっても、数値は表示すると、よりわかりやすくなります。
グラフツールのデザインタブにある「グラフ要素を追加」をクリックして、データラベルから「その他のデータラベルオプション」をクリックします。
画面の右側に、データラベルの書式設定作業ウィンドウが表示されます。
ラベルオプションに値を追加しますので、値にチェックマークをつけて、区切り文字は、改行で表示させましょう。
あとは、データラベルのフォントサイズを調整して完成ですね。関東の合算値が関西よりも大きいので、関東の方が全体的に広くなっているなど、わかりやすいグラフです。
このツリーマップは通常のグラフと異なって、完成後にサイズを変えると、Webのレスポンシブデザインのように、グラフが変化します。
縦長にグラフサイズを変更してみると、上下にカテゴリー分けされたツリーマップになりました。
なかなか面白いですね。ただしこのデータラベル、タイルの左下に表示されていますよね。
これをタイルの中央に配置したいと思っても、移動させることができません。
たぶん、レスポンシブデザインのようになっていからだと思われます。
Excelもバージョンアップするたびに、色々変わっていますので、確認してみると、現場レベルで使えるものを発見できるかもしれませんね。