3/11/2020

Excel。鍵穴円グラフをつくるには、円グラフとドーナツグラフの合わせ技【Keyhole pie chart】

Excel。鍵穴円グラフをつくるには、円グラフとドーナツグラフの合わせ技

<鍵穴円グラフ>

円グラフはアイディア次第で、様々な用途に合わせたグラフをつくることができます。

今回は、Yes・Noで表現する時につかう、『鍵穴円グラフ』の作り方を紹介します。
次のようなグラフです。
鍵穴円グラフ

ドーナツグラフの中央を塗りつぶしているだけでしょう?と思われるかもしれませんが、Excelのドーナツグラフは、ドーナツの穴を塗りつぶすことはできません。

そりゃ~穴ですから。

このグラフを作るための表を用意しました。

ドーナツグラフをつくることからスタートします。

ドーナツグラフは円グラフよりも汎用性があり、アイディアグラフでは重宝します。

A1:C3を範囲選択して、ドーナツグラフを作ります。

挿入タブの「円またはドーナツグラフの挿入」からドーナツを選択します。

今回は、凡例とグラフタイトルを削除します。

またグラフエリアが白だとわかりにくいので、グレーに塗りつぶした状態で説明を続けます。

今回の表の場合、表としてはわかりやすいのですが、グラフを作る時には、系列が逆になってしまっているので、グラフのデザインタブの「行/列の切り替え」をクリックします。

内側のドーナツグラフを円グラフに変更してきますので、内側・外側どちらでも結構ですので、クリックして、ドーナツグラフをアクティブにします。

グラフのデザインタブにある「グラフの種類の変更」をクリックして、グラフの種類の変更ダイアログボックスを表示します。

内側を「ドーナツ」から「円」に変更します。

外側の外は、「ドーナツ」のままですが、第2軸にチェックをいれて、第2軸に変更しOKをクリックします。

グラフはこのように変わりました。

外周のドーナツグラフをクリックして、書式タブのグラフ要素が、「系列”外”」になっていることを確認して、「選択対象の書式設定」をクリックします。

画面の右側にデータ系列の書式設定作業ウィンドウが表示されてきます。

系列のオプションをつかって変更していきます。

グラフの基線位置を変更して、回転させます。

ドーナツの穴の大きさを変更して、穴を少し小さくします。

グラフのデザインタブにある「グラフスタイル」のスタイル1を使うと、円を縁取っている白色の枠線をいっぺんに消すことができます。

グラフはこのように変わりました。

内側の円グラフと外周のドーナツグラフのNoにあたるパーツを同じ色で塗りつぶします。

また外周のドーナツグラフのYesにあたるパーツも別の色で塗りつぶしをします。

内側の円グラフにラベルを表示させます。

内側の円グラフをクリックして、グラフのデザインタブの「グラフ要素の追加」にあるデータラベルから「その他のデータラベルオプション」をクリックします。

作業ウィンドウが、データラベルの書式設定作業ウィンドウに変わりましたので、ラベルオプションから「セルの値」を選択し、データラベル範囲ダイアログボックスが表示されます。

A1をクリックして、OKボタンをクリックします。
データラベルが表示されますので、円中央に移動させます。

続いて、外周のドーナツグラフをクリックして、同じようにデータラベルを表示させたら、ラベル内容を、分類名とパーセンテージに変更します。

最後にデータラベルが小さいので、フォントサイズを大きくして完成です。