3/17/2020

Excel。SEQUENCE関数。連番を作るのに画期的な関数が登場しました。【SEQUENCE】

Excel。SEQUENCE関数。連番を作るのに画期的な関数が登場しました。

<SEQUENCE関数>

Office365のInsiderで新しく追加された関数がいくつかあります。

そのなかで、今回は【SEQUENCE関数】をご紹介していきます。

このSEQUENCE関数。
正直いうと、あまり使用しない人が多いかもしれませんが、結構面白いことができます。

次の表をご覧ください。

5の倍数ずつ増えていき、5列したら、下の行に表示している、この表を作る場合。

例えば、A1に5とB10に10と入力して、オートフィルを使うなど、色々なアイディア・方法で作ると思います。

どの方法でも簡単に作れることは作れますが、面倒なのは間違いありません。

このように、指定した行数・列数。
そして、プラスしていく数が決まっている時に役立つ関数。
それが、【SEQUENCE関数】なのです。

それでは、A1をクリックして、SEQUENCE関数の数式を作っていきます。

SEQUENCE関数の引数は、
SEQUENCE(行,列,開始,目盛り)で構成されています。

行は、4行でつくりたいので、4。
列は、5列でつくるので、5。
開始は、5の倍数にしたいので、5。
最後の目盛りは、いくつずつプラスしていくのかということで、5倍ですから、5。

数式を完成させると、Office365のInsiderで新たに追加された『スピル』機能によって、オートフィルで数式をコピーする必要はありません。

あっという間に、数値が入力されました。

A1の数式は、
=SEQUENCE(4,5,5,5)

この関数は、スピル機能と一体になっているからこそ、使える関数ですね。

なお、この関数は、正数だけではなくて、負数にも対応しています。
=SEQUENCE(4,5,-1,-5)
という数式に変更してみると、

さらに、小数にも対応しています。

=SEQUENCE(4,5,0.1,0.5)
という数式に変更してみます。

アイディアで使える関数みたいですね。

例えば、目盛りに、RAND関数を使ってみると、ランダムで増加することができます。

数式を、
=SEQUENCE(4,5,1,RANDBETWEEN(1,10))
と変更したら、このようになりました。

RANDBETWEEN関数をつかうと、ランダムで、最小の1から最大の10の間で数値を算出することができます。

RANDBETWEEN関数をつかうことで、目盛りを固定させないで、増加させることができます。

7ずつ増加していますが、F9キーを押して、更新すると、

今度は、RANDBETWEEN関数が10と算出したので、目盛りが10として算出しました。

RANDBETWEEN関数と組み合わせて使うというアイディアで、このような方法ができることがわかりました。

今回、Office365のInsiderで追加された、新しい関数は色々登場しましたので、確認してみると面白ですし、現場でつかえるものもあるかもしれませんね。