10/31/2020

Excel。簡単に特定のデータを基準とした比率を算出したい。しかもデータが多いんです。【Pivot table】

Excel。簡単に特定のデータを基準とした比率を算出したい。しかもデータが多いんです。

<ピボットテーブル>

大量のデータがあって、その中の特定のデータを基準として、比率を算出したい場合、どのようにしたら、簡単に算出することができるのでしょうか?


次のような大量のデータがあります。


このデータから、旅行名がニューヨークを基準として売上金額の比率を算出するわけです。

 

ニューヨークの合計金額を100%としたときに、ハワイの合計金額は、何パーセントなのか?

サンフランシスコの合計金額は、何パーセントなのかを算出したいわけです。


今回のポイントは、大量のデータから合計値を算出する必要があるのと、基準値から見てそれぞれの比率を算出する必要があることです。


できれば、簡単に算出したいわけです。


ここは、『ピボットテーブル』をつかうことで、この二つのポイントをクリアすることができます。


最初は、ピボットテーブルで集計します。

データ内のセルをアクティブにして、挿入タブにある「ピボットテーブル」をクリックします。


ピボットテーブルの作成ダイアログボックスが表示されます。

 

OKボタンをクリックします。

新しいシートが挿入されますので、それぞれのフィールドを設定していきます。

 

ピボットテーブルのフィールドの設定は、行ボックスに、「旅行名」フィールド。

値ボックスに、「金額」フィールドを2つ設定します。

列ボックスの「値」は自動的に挿入されます。


ピボットテーブルの結果は次のように表示されています。


まずは、集計するところまでできました。

ピボットテーブルをつかうことで簡単に算出することができました。


あとは、ニューヨークの合計金額を基準にして、それぞれの旅行名の比率を算出していきます。


見出しが、「行ラベル」などわかりにくいので、フィールド名と重複しないようにして、変更しておきます。


合計金額フィールドはそのままにしておきます。


C列の「NY基準」にあるニューヨークの合計金額の上で右クリックします。


「値フィールドの設定」をクリックして、値フィールドの設定ダイアログボックスを表示します。


「計算の種類」タブにして、計算の種類を「基準値に対する比率」にします。


基準フィールドは、「旅行名」で基準アイテムは「ニューヨーク」に設定したら、OKボタンをクリックします。

 

わかりやすいように、セルを塗りつぶしていますが、ニューヨークを100%としてそれぞれのツアーの合計金額の比率を算出することができました。


このように、ピボットテーブルをつかうと、比較的簡単に算出することができますので、色々確認してみるといいかもしれませんね。