Excel。BITAND関数。ビット単位の論理積を算出する関数があります
<BITAND関数>
Excelには様々用途にも対応できるように、見たこともないような関数が用意されています。例えば、BITAND関数。
10進数の数値を2進数のビットに変換して、その2進数の桁どうしの積を算出して、10進数の数値に戻すという、使わない人には、全くご縁がない関数だと思います。
図解で説明します。
A2には、10進数の「9」。
A3には10進数の「14」。それぞれ2進数に変換すると、9は「1001」。14は「1110」と表示されます。
その桁ごとをかけた結果が、4行目のE4:H4です。
2進数の結果が「1000」とわかったので、これを10進数に戻すと、A4の「8」と算出するというのが、「論理積」なのです。
ただ、非常に計算が面倒です。
そこで、Excel2013から、新しく「BITAND関数」が追加されました。
このBITAND関数をつかったのが、A7です。
A7の計算式は、
=BITAND(A2,A3)
です。
たったこれだけで、図解で説明した計算を一気に省いて算出してくれるわけです。
このように、Excelには、色々な関数が用意されていますので、現場でつかえるものがないのか確認してみるといいかもしれませんね。
また、BITAND関数の読み方は「ビットアンド」です。
所属は、「エンジニアリング」です。
BITAND関数の引数も確認しておきましょう。
BITAND (数値1,数値2)
となっています。