Excel。空白は除いて0(ゼロ)と入力されたセルだけを塗りつぶししたい。
<条件付き書式+AND関数>
条件付き書式は、とても便利な機能なのですが、ちょっとしたことで悩むことがあります。
たとえば、次のような、0(ゼロ)と入力されたセルを塗りつぶしたい場合です。
簡単に処理できるでしょうと思ったら大間違いです。
確認してみるとわかります。
すると、「0(ゼロ)」だけではなくて、「空白」のセルも塗りつぶしされていることがわかります。
数式の条件を次のように設定します。
これで、「0(ゼロ)」だけのセルのみを塗りつぶしすることができました。
ホームタブの条件付き書式にある「セルの強調表示ルール」から「指定の値に等しい」をクリックします。
指定の値に等しいダイアログボックスが表示されますので、「0(ゼロ)」と設定します。
すると、「0(ゼロ)」だけではなくて、「空白」のセルも塗りつぶしされていることがわかります。
これは、空白セルを「0(ゼロ)」としているために、このような結果になってしまうわけです。
なので、「0(ゼロ)」のみを塗りつぶすことは、簡単ではないわけです。
数式をつかったとしても、結果は同じになります。
ホームタブの条件付き書式にある「新しいルール」をクリックして、新しいルールダイアログボックスを表示します。
「数式を使用して、書式設定するセルを決定」から、次の数式を満たす場合に値を書式設定に、=B2=0 と設定しても、先程と同じように、空白セルも塗りつぶしされてしまいます。
アイディアとして、数式を使うのはいいのですが、
=B2=0
という、条件では不十分というわけです。
空白は対象外にするという条件を追加しないといけないわけです。
数式の条件を次のように設定します。
=AND(B2=0,B2<>"")
AND関数をつかって、「0(ゼロ)でかつ「空白」ではない」という条件にしてみました。
書式を設定してOKボタンをクリックします。
これで、「0(ゼロ)」だけのセルのみを塗りつぶしすることができました。
条件付き書式はアイディアで、色々使うことが出来ますが、簡単に設定することが出来ないものもありますので、注意が必要ですね。