9/17/2021

Excel。空白は除いて0(ゼロ)と入力されたセルだけを塗りつぶししたい。【Conditional formatting】

Excel。空白は除いて0(ゼロ)と入力されたセルだけを塗りつぶししたい。

<条件付き書式+AND関数>

条件付き書式は、とても便利な機能なのですが、ちょっとしたことで悩むことがあります。


たとえば、次のような、0(ゼロ)と入力されたセルを塗りつぶしたい場合です。


簡単に処理できるでしょうと思ったら大間違いです。

確認してみるとわかります。

ホームタブの条件付き書式にある「セルの強調表示ルール」から「指定の値に等しい」をクリックします。

指定の値に等しいダイアログボックスが表示されますので、「0(ゼロ)」と設定します。


すると、「0(ゼロ)」だけではなくて、「空白」のセルも塗りつぶしされていることがわかります。


これは、空白セルを「0(ゼロ)」としているために、このような結果になってしまうわけです。


なので、「0(ゼロ)」のみを塗りつぶすことは、簡単ではないわけです。

 

数式をつかったとしても、結果は同じになります。

ホームタブの条件付き書式にある「新しいルール」をクリックして、新しいルールダイアログボックスを表示します。

 

「数式を使用して、書式設定するセルを決定」から、次の数式を満たす場合に値を書式設定に、=B2=0 と設定しても、先程と同じように、空白セルも塗りつぶしされてしまいます。


アイディアとして、数式を使うのはいいのですが、

=B2=0

という、条件では不十分というわけです。


空白は対象外にするという条件を追加しないといけないわけです。


数式の条件を次のように設定します。

=AND(B2=0,B2<>"")


AND関数をつかって、「0(ゼロ)でかつ「空白」ではない」という条件にしてみました。


書式を設定してOKボタンをクリックします。


これで、「0(ゼロ)」だけのセルのみを塗りつぶしすることができました。


条件付き書式はアイディアで、色々使うことが出来ますが、簡単に設定することが出来ないものもありますので、注意が必要ですね。