9/14/2022

Excel。ピボットテーブルをつかえば、データの件数と構成比は、手早く算出できます。【composition ratio】

Excel。ピボットテーブルをつかえば、データの件数と構成比は、手早く算出できます。

<ピボットテーブルで構成比>

集計機能はExcelに色々搭載されています。


集計作業も、集計したあとに、さらに数式をつくって、構成比を算出しているようなら、単純な数式を作成するだけでも、面倒になってきますし、思っているよりも時間がかかることがあります。


そこで、試しにピボットテーブルをつかったら、どうなるのかを確認してみるといいかもしれません。


例えば、次のデータから、都道府県の件数と、それぞれの構成比を算出する場合で、作業を確認してみます。


表内をアクティブにします。

A1をクリックして、挿入タブのピボットテーブルをクリックします。


テーブルまたは範囲からのピボットテーブルダイアログボックスが表示されます。


範囲を確認したらOKボタンをクリックします。


ピボットテーブル用の新しいシートが挿入されます。


ピボットテーブルのフィールド作業ウインドウで、行ボックスに、都道府県フィールドを1つ。

値ボックスに都道府県フィールドを2つ設定します。


構成比をつくっていきます。


構成比を表示したいフィールド。

今回は2つ目の都道府県フィールドの「個数/都道府県2」のデータをクリックします。


ピボットテーブル分析タブの「フィールドの設定」をクリックします。


値フィールドの設定ダイアログボックスが表示されます。


名前の指定を「構成比」にします。

この名前の指定は、すでにフィールドで使っている場合、重複することができません。


計算の種類タブから、計算の種類を「列集計に対する比率」を選択してOKボタンをクリックします。


なお、パーセント表示で小数点第2位までを表示されるように設定されていますので、小数点の表示桁数を変更したい場合は、表示形式ボタンをクリックして、設定を変更してからOKボタンをクリックします。


これで、都道府県の件数と構成比を算出することができました。


あとは、並べ替えなどすれば、さらにいいですね。


データ量が増えるとか、データが追加されることが多い場合は、集計機能と数式をつかった算出でもいいのですが、ピボットテーブルをつかったら、どうなるのかなと考えてみるのもいいかもしれませんね。