4/30/2024

Excel。集計の新しい関数。GROUPBY関数が便利すぎ!Insider版だけではもったいない【GROUPBY】

Excel。集計の新しい関数。GROUPBY関数が便利すぎ!Insider版だけではもったいない

<GROUPBY関数>

2023年11月にExcel 365インサイダー版に新しく追加されたGROUPBY関数が、便利すぎなので、早速紹介します。


次の表を用意しました。

GROUPBY関数

A1:D11に表があります。


店舗ごとの金額合計を求めます。

そして、金額の総合計も算出し、さらに、金額合計は降順にしたいとします。


いままででしたら、どうやって、集計するのかを考えていました。

ところが、GROUPBY関数だけで、処理できるのです。


F2に次の数式を設定します。

=GROUPBY(B2:B11,D2:D11,SUM,,1,1)

たったこれだけです。


スピル機能によって、オートフィルで数式をコピーする必要はありません。

驚きの新関数。GROUPBY関数です。


引数は、英語なので、日本語訳はどのようになるのかは、いまのところわかりませんが、次のようになっています。


GROUPBY(row_fields,values,function,[field_headers],[total_depth],[sort_order],[filter_array])


最初の、「row_fields」は、集計行のようです。

今回は店舗別の集計をしたいので、B2:B11 と設定します。


2つ目の引数は、「values」なので、合計したい範囲なので、,D2:D11 と設定します。


3つ目の引数は、「function」なので、関数。

つまり、集計方法ですね。

直接関数名を入力する必要がありそうです。

合計を算出したいので、SUM と設定します。


この3つまでが、最低限必要な引数です。


4番目の引数は、「[field_headers]」で、見出し行についてです。


5番目の引数は、「[total_depth]」で、集計行を表示するかどうかの設定ができます。「1」を設定すると、総計を表示することができます。


6番目の引数は、「[sort_order]」で、並べ替えの設定です。

「-1」が昇順で「1」が降順です。


7番目の引数は、「[filter_array])」です。


色々な関数と組み合わせたり、GROUPBY関数単体でも可能性を秘めている関数のように思えますので、試してみたい関数ですね。