4/02/2024

Excel。「.」と「,」が逆のフランス式の数字を数値にしてつかうには、どうするの【french style】

Excel。「.」と「,」が逆のフランス式の数字を数値にしてつかうには、どうするの

<NUMBERVALUE関数>

日頃使っている数値。

桁区切りの記号は「,(カンマ)」で小数点は「.(ドット)」です。


これは、英語圏を中心とした場合で、フランスなど欧州などでは、逆で表示された数字を使っています。


つまり、桁区切りの記号が「.(ドット)」で小数点が「,(カンマ)」というわけです。

フランス式の数字

この条件で入力した数値は、文字型になってしまいます。


よって、そのままでは、計算で使おうとすると、文字型なので、#VALUE!というエラーが表示されてしまいます。


計算式としてつかうためには、通常の数字にしなければなりません。

そこで、NUMBERVALUE関数をつかって、文字型を数値に変更します。


B3に設定した数式は、

=NUMBERVALUE(B1,",",".")

これで、B1のフランス式の文字を数値として変換することができます。


では、設定した数式を確認しておきましょう。


最初の引数は、「文字列」。

B1を設定します。

フランス式で入力した場合数値として認識してくれません。

文字列になっています。


2つ目の引数は、「小数点記号」。

B1の文字列の中で、小数点でつかっている記号をExcelに教える必要があります。

小数点で使用しているのは「,」なので、「","」と設定します。


最後の引数は、「桁区切り記号」。

2つ目の引数と同じように、B1の文字列の中で、桁区切りでつかっている記号をExcelに教えるので「”.”」を設定します。


そもそも、NUMBERVALUE関数をつかわなければいけないのかというと、VALUE関数ではパーセントや通貨とみなせる文字列データを数値に変換できます。


ただし、「.」と「,」はVALUE関数に対応していないので、NUMBERVALUE関数を使う必要があるというわけです。