Excel。最大値のデータのある行全体を塗りつぶしたい。
<条件付き書式+MAX関数>
最大値のデータを見つけるには、条件付き書式にある、「上位10項目」をつかうことで手早く書式を設定することができます。
ただ、該当するデータのみなので、大きな表だった場合、どのデータなのかわかりにくいことがあります。
そこで、行全体を塗りつぶすことで、わかりやすくすることができます。
今回用意したのが、次の表です。
D列の販売金額の最大値の行全体を塗りつぶしたいわけです。
そこで、ホームタブの条件付き書式にある「新しいルール」をつかって設定をします。
A2:D8を範囲選択します。
ホームタブの条件付き書式にある「新しいルール」を選択します。
新しいルール書式設定ダイアログボックスが表示されます。
「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択して、条件のボックスに数式を設定します。
=MAX($D$2:$D$8)=$D2
あとは、書式ボタンをクリックして、塗りつぶしたい色を設定したら、OKボタンをクリックします。
これで、最大値のデータ。行全体を塗りつぶすことができました。
では、設定した条件式を確認してみましょう。
=MAX($D$2:$D$8)=$D2
最大値を算出する必要がありますので、MAX関数を使います。
その値が、D2と等しいのかを確認します。
条件に合致すれば、1。
合致しなければ0を返します。
Excelでは、1=TRUEなので、条件を満たしたということですから、書式が反映されるというわけです。
なお、$D2という列固定の複合参照にすることで、行全体を対象にすることができます。