Excel。非表示に対応した累計を求めたい
<SUM関数 AGGREGATE関数>
販売金額の表があります。
B列の販売金額の累計がC列に設定されています。
C2の累計を算出する数式が設定されています。
C2の数式は、
=SUM($B$2:B2)
始点を絶対参照にすることで、累計を求めることができます。
さて、3行目と4行目を非表示にすると、累計は、どうなるでしょうか。
C6の累計は5152ですね。非表示にしていないときも、5152でした。
ということで、非表示には連動していないことがわかりました。
非表示にしたら、可視できる値のみで、累計を求めたいわけです。
そのようなことができるのでしょうか。
そこで、C2の数式を、AGGREGATE関数をつかうことで、非表示に対応することができます。
わかりやすいように、D列にAGGREGATE関数の数式を設定してみます。
最初の引数は、集計方法。累計なので合計の9を設定します。
2番目の引数は、オプション。
5の「非表示の行を無視します」を選択します。
最後の引数は、配列。範囲選択です。累計を求めたいので、始点を絶対参照にします。
D2に設定した数式は、
=AGGREGATE(9,5,$B$2:B2)
それでは、改めて、行を非表示にしてみます。
すると、累計の値が異なっていることが確認できます。
このように、非表示に対応した累計を求めたい場合には、SUM関数ではなくて、AGGREGATE関数をつかうほうが、効率が良いと思います。