10/08/2025

Excel。非表示に対応した累計を求めたい【Cumulative total】

Excel。非表示に対応した累計を求めたい

<SUM関数 AGGREGATE関数>

販売金額の表があります。

非表示に対応した累計

B列の販売金額の累計がC列に設定されています。


C2の累計を算出する数式が設定されています。


C2の数式は、

=SUM($B$2:B2)


始点を絶対参照にすることで、累計を求めることができます。


さて、3行目と4行目を非表示にすると、累計は、どうなるでしょうか。


C6の累計は5152ですね。非表示にしていないときも、5152でした。

ということで、非表示には連動していないことがわかりました。


非表示にしたら、可視できる値のみで、累計を求めたいわけです。

そのようなことができるのでしょうか。


そこで、C2の数式を、AGGREGATE関数をつかうことで、非表示に対応することができます。


わかりやすいように、D列にAGGREGATE関数の数式を設定してみます。


最初の引数は、集計方法。累計なので合計の9を設定します。

2番目の引数は、オプション。


5の「非表示の行を無視します」を選択します。


最後の引数は、配列。範囲選択です。累計を求めたいので、始点を絶対参照にします。


D2に設定した数式は、

=AGGREGATE(9,5,$B$2:B2)


それでは、改めて、行を非表示にしてみます。

すると、累計の値が異なっていることが確認できます。


このように、非表示に対応した累計を求めたい場合には、SUM関数ではなくて、AGGREGATE関数をつかうほうが、効率が良いと思います。