Excel。DGET関数のほうが、
VLOOKUP関数よりもわかりやすいかも。
DGET関数
Excelの講座の中で、DSUMなどのデータベース系関数を紹介することがあるのですが、その中で最後にご紹介している、DGET関数というのがあるのですが、コレ。VLOOKUP関数と似たことが出来るのですが、教えていると、こっちのほうが、わかりやすいかなぁ~と感じることがありますので、今回は、DGET関数をご紹介いたします。
下記のシートがあります。
A2:C9までに従業員名簿があります。E3に社員番号を入力すると、E6に氏名が、F6に所属が、表示されるというものです。
やる前の準備段階ですが、E2:E3は、縦でないといけません。横で並べると出来ませんので注意が必要です。
そして、わかりやすいように、E3には、A001とサンプルデータをいれておきます。
では、早速作っていきましょう。
E6をクリックして、DGET関数のダイアログボックスを表示していきましょう。
データベースですが、これは、リストやデータベース。つまり、今回は社員名簿にあたりますので、A2:C9になります。必ず見出し行はいれましょう。VLOOKUP関数の範囲では入れなくてもいいのですが、今回は必要ですのでご注意ください。
次に、フィールドですが、これは、先程範囲選択したデータベースの中から、どのフィールドのデータを持ってきたらいいのかを教えてあげます。つまり、今回は氏名を検索したいわけですから、フィールド名が氏名のB2を入力します。
ちなみに、VLOOKUP関数の列番号と同じように、データベースの左端から何列目のデータを検索したらいいのかを教えてあげることもできますので、今回は2でも大丈夫です。
最後の条件ですが、これは社員番号がA001を検索したいわけですから、E2:E3を入力しましょう。
再度、確認をしてみます。
データベース は、 A2:C9
フィールド は、B2 または2
条件 は、E2:E3
確認して、OKボタンをクリックすると、
E6には、品川と表示されましたね。DGET関数を作っていくと、
F6のDGET関数は、
データベース は、 A2:C9
フィールド は、C2 または3
条件 は、E2:E3
確認して、OKボタンをクリックすると、営業と表示されましたね。
では、A001をA003に変更してみましょう。
当然ですが、氏名には、大森。所属は、経理と表示されましたね。
これが、DGET関数の基本的な使い方です。
このDGET関数がVLOOKUP関数より使いやすい点は、VLOOKUP関数は、範囲の左側のデータは検索できない、つまり、列番号1やそれよりも前は出来ませんが、このDGET関数は、組み合わせ次第で、検索することが出来ます。
たとえば、E2を氏名にして、E5を社員番号にすると、
E3に品川と入力すると、社員番号にはA001と表示されました。
E6のDGET関数は、このようになっております。
データベース は、 A2:C9
フィールド は、A2 または1
条件 は、E2:E3
このように、DGET関数を使うと、VLOOKUP関数と同じように検索することが出来ます。