Excel。コンボボックスとリストボックスってどう違うの?
コンボボックスとリストボックス
仕事で使えるExcel講座や企業研修のあと、質疑応答で、最近よくご質問があるのが、
開発タブの中にあるコンボボックスとリストボックスがよくわからないとか、
どう違うのか?という質問をいただいたり、
またMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)のExcelエキスパートの試験範囲という事もあり、
勉強している方からもご質問を受けたりしますので、
今回は、コンボボックスとリストボックスの違いをご紹介します。
まずは、下記のようなExcelファイルがあります。
このB列の氏名をD列のコンボボックスとリストボックスの文字の下にそれぞれのボックスを
作成してみましょう。
まず、初めにとっても重要な事。
それは、開発タブを表示しないとこれらのボックスが作れません。
以前ご紹介をしておりますが、改めて紹介します。
まず、ファイルタブに移動して、オプションをクリックすると、
Excelのオプションダイアログボックスが表示されてきます。
リボンのユーザー設定をクリックして、右側の開発のチェックボックスが空白なので、
そこをクリックしてチェックをつけます。その後、OKボタンをクリックすると、開発タブが登場します。
この開発タブが表示されないと、コンボボックスとリストボックスを挿入することはできませんので、ご注意ください。
では、コンボボックスから挿入してみましょう。
開発タブのコントロールにある、挿入をクリックして、
フォームコントロールのコンボボックスをクリックしましょう。
マウスカーソルが+になるので、四角形を描くようにドラッグします。
そうすると、コンボボックスが挿入されます。
ただ、挿入しただけでは意味がないので、開発タブのコントロールのプロパティをクリックすると、
コントロールの書式設定ダイアログボックスが表示されます。
入力範囲は、B3:B14を設定します。ドロップダウンリストの行数を変えると、
その数字の行数で表示されます。
ここは、4に変えてみます。OKボタンをクリックしましょう。
コンボボックスは、スクロールバーがついてコンパクトに表示することができますが、
複数アイテムを選択することはできません。とりあえず、一つ選択してみます。
では、続いてリストボックスを挿入してみましょう。
開発タブのコントロールにある、挿入をクリックして、
フォームコントロールのリストボックスをクリックしましょう。
マウスカーソルが+になるので、四角形を描くようにドラッグします。
そうすると、リストボックスが挿入されます。ただし、注意は、大きめに作らないと、いけません。
理由は、リストボックスだからです。リスト上で表示されるからです。
今回も、挿入しただけでは意味がないので、開発タブのコントロールのプロパティをクリックすると、コントロールの書式設定ダイアログボックスが表示されます。
入力範囲には、B3:B14を設定します。
選択の種類は、単一選択を選択して、OKボタンをクリックしましょう。
さて、この選択の種類。
単一は、一つだけ選択できます。
複数は、Ctrlキーを押しながらクリックすると複数選択が出来ます。
拡張は、ドラッグすると、複数行まとめて選択も出来るようになります。
このように、コンボボックスとリストボックスは違いがありますので、ご注意ください。