Excel。SUMIFS関数。仕事でよく使うExcel関数 第7位
複数条件での合計を求める。
SUMIFS関数
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)を主宰しているオデッセイさんが、「仕事でよく使うExcel関数は? つぶやき大募集」という企画した結果の
「Excel関数」をランキングが発表されまして、
- SUM関数
- VLOOKUP関数
- IF関数
- COUNTIF関数
- AVERAGE関数
- SUMIF関数
- SUMIFS関数
- IFERROR関数
- COUNTA関数
- ROUND関数
だそうです。
ランキング外ですが、このほか「DATEDIF関数」「RATE関数」「COLUMN関数」なども
はいっていたそうです。
ということで、今回は第7位のSUMIFS関数を改めてご紹介しましょう。
このSUMIFS関数も、企業研修や職業訓練。そしてマンツーマンなど、
様々な所でもお話している関数の1つですね。確かにこれもよく現場レベルでは使うでしょうね。
SUMIFS関数の特長は、
単発条件での合計値を算出するSUMIF関数の単発条件が複数条件での合計値を
算出できるようになっている点ですね。
そして、SUMIF関数よりもSUMIFS関数の方が数式を作る際に、
関数が苦手な方や、初心者の方には、比較的わかりやすいかもしれませんね。
それでは、早速実際に作っていくことにしましょう。
下記の表があります。
H3に、この表のデータを使って、【東京のDVDの合計金額】を算出しみたいと思います。
それでは、H3をクリックして、SUMIFS関数のダイアログボックスを表示しましょう。
合計対象範囲。これは、合計したい列の範囲を選択しますので、
今回は合計金額を算出したいので、
F3:F21
と入力しましょう。
なお、SUMIF関数などデータが大きい場合に、
いちいち範囲選択をしていると大変ということもあると思いますので、その時には、
ctrl+shift+↓のショートカットキーをすれば、簡単に範囲選択をしてくれますね。
合計対象範囲を設定すると、
条件範囲1のあとに、条件1というのがダイアログボックス内に表示されてきます。
続いて、条件範囲1です。
この条件範囲1には、この後の条件1が含まれている列の範囲という意味になりますから、
B3:B21
を入力しましょう。
次は、条件1ですね。
これは、先程設定しました、条件範囲1の中での条件ということになりますので、
今回は【東京】という文字ですので、ここには、【東京】という文字を入力しましょう。
よく、セル番地にデータが入っている場合があって、それを使うこともありますが、
何かの拍子に変わってしまうと、算出結果も変わってしまうので、
入力するほうがいいかと思います。
そして、次の条件を設定していきますので、
条件範囲2には、商品名の列。すなわち、
C3:C21
を入力しましょう。
最後に、DVDを条件範囲2の中から検索したいので、
DVD
と入力しましょう。
あとは、OKボタンをクリックしましょう。これで完成ですね。
数式は、
=SUMIFS(F3:F21,B3:B21,"東京",C3:C21,"DVD")
なぜ、SUMIFS関数がSUMIF関数よりも作りやすいのかは、
SUMIF関数の時に改めてご紹介することにしましょう。