Excel。IFERROR関数。仕事でよく使うExcel関数 第8位
エラーだったらどうする。
IFERROR関数
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)を主宰しているオデッセイさんが、「仕事でよく使うExcel関数は? つぶやき大募集」という企画した結果の「Excel関数」をランキングが発表されまして、- SUM関数
- VLOOKUP関数
- IF関数
- COUNTIF関数
- AVERAGE関数
- SUMIF関数
- SUMIFS関数
- IFERROR関数
- COUNTA関数
- ROUND関数
だそうです。
ランキング外ですが、
このほか「DATEDIF関数」「RATE関数」「COLUMN関数」などもはいっていたそうです。
ということで、今回は第8位のIFERROR関数を改めてご紹介しましょう。
IFERROR関数は、Excel2003ではなかった関数なのですが、
このIFERROR関数は結構使い勝手がいいというか、エラーが出たら、どうする?
という関数なので、比較的わかりやすい関数ですね。
それでは、下記の表をご覧ください。
3行目のD3には、#DIV/0!というエラーが表示されていて、
4行目のD4にはエラーは表示されていませんよね。
実はD4には、すでに今回紹介する、IFERROR関数の数式を作ってあるのです。
結果からみると一目瞭然ですが、エラーを表示させないですむ。というのが、
今回紹介するIFERROR関数なのです。
ところで、D3の#DIV/0!というエラーは何を意味しているのか?というと、
これは、ゼロで割っている、ゼロで除算しているよというエラーですね。
ちなみに読み方はディバイドバイゼロといいます。
つまり、C3が空っぽ、すなわちゼロなので、エラーが表示されている訳です。
念のため、C3もC4もゼロにしたらどうなるのか?を確認してみましょう。
やはり、D3には#DIV/0!というエラーが表示されていますが、
D4には、エラーが表示されませんね。
では、早速IFERROR関数の作り方を見ていくことにしましょう。D4をクリックして、
IFERROR関数のダイアログボックスを表示しましょう。
値には、金額÷購入者数なので、B4/C4を入力しましょう。
つづいて、
エラーの場合の値には、今回は空白にしたいので、空白を意味する””を設定しましょう。
“”の間には、スペースは入りませんのでご注意ください。
あとは、OKボタンをクリックして完成ですね。
数式は、
=IFERROR(B4/C4,"")
これで、エラーを表示しないで済むわけですね。
本来ならIF関数を使ってエラーを表示しない、IF関数の方程式を使うことが多いのですが、
IF関数で作るよりも、初心者の方には、IFERROR関数のほうが簡単に感じられるようですね。
ですので、企業研修でもマンツーマンでも、職業訓練でも、
このIFERROR関数は紹介することが非常に多いですね。
なお、以前このBLOGでも紹介しておりますが、IFERROR関数は万能ではありませんので、
IF関数でも作れるようにしておくといいでしょう。
Excel。IFERROR関数じゃダメな時ってどんな時?後編
http://infoyandssblog.blogspot.jp/2014/08/exceliferror_29.html