Excel。SUM関数はやっぱり便利、
小計だけを足したい時にも大活躍で初心者に感激されます。
SUM関数
職業訓練でも新人研修でも個別レッスンであっても、必ず序盤にご紹介する関数の中に、SUM関数があります。
そう。オートSUMボタンでおなじみですね。
このSUM関数。結構賢くて便利なのは皆さんご存知の通りだと思います。
以前説明したことのある、【累計】などもSUM関数のひとつのアレンジですが、
今回ご紹介するのは、途中に小計があって、
最終行に合計がある場合のSUM関数をご紹介していこうと思います。
今回の内容は、Excelのベテランさんには、【このどこが?】とお思いになるかもしれませんが、
初心者の方が多い会場の時には、【おおっー】と歓声が上がることが多い内容なんですよ。
さて下記の表があります。
5行目、9行目、14行目の小計をそれぞれ、オートSUMボタンを使って算出していきましょう。
まずは、B5をクリックして、オートSUMボタンをクリックしましょう。
範囲選択を確認してからEnterキーを押すと、
4月の内藤さん、大久保さん、馬場さんの合計が算出されましたね。
B5には244と算出されましたね。数式は、=SUM(B2:B4)ですね。
さて、つづいて、大塚さん、田端さん、谷さんの小計をB9に算出していきましょう。
B9をクリックして、オートSUMボタンをクリックすると、なんと、賢いことに合計する範囲が、
B6:B8になっていますよね。
なんとなく、B2:B8まで範囲選択されてしまって、
こっちで改めて範囲選択しないといけないようなイメージがありますが、
オートSUMボタンを使いますと、自動的に判断して小計は含めない、
そして、その小計の上も範囲として選択しない設定になっております。
Excelも慣れてきますと、オートSUMボタンではなく、
数式バーに直接関数を入力する方も多くなってきますが、
用途によって、どちらでもできるようにしておくといいでしょうね。
引き続き、上野さん~右京さんまでの小計を同じように算出してみましょう。数式は、=SUM(B10:B13)。
で315と算出されました。
さて、次はいよいよ、合計を算出しようと思います。
3か所の小計を合算してあげればいいわけですね。
そうすると、=B5+B9+B14という数式を作りがちですが、
ここもオートSUMボタンの合計を使ってみると、
オートSUMボタンって賢いなぉ~と実感できると思います。
それでは、早速やってみましょう。
B15をクリックして、オートSUMボタンを押してみると…
なんと、小計のところだけを範囲選択してくれましたね。
ですので、=B5+B9+B14ではなくて、数式は、=SUM(B14,B9,B5)となります。
これは、SUM関数の範囲をctrlキーを使って選択したのと同じ処理ですね。
ということで、今回は初心者の方が驚いてくれるネタでした。