Excel。Calender。土日祝祭日で色を塗り分ける
万年カレンダーを作り込む その4
カレンダーと条件付き書式
さて、前回に引き続き、土日祝祭日で色を塗り分ける万能カレンダーを作ってみようの第4回。今回は、カレンダーの日付を入れるところから、紹介していきます。
ところで、完成はこんなカレンダーを作りたいわけです。
前回の第3回目では、ユーザー定義を使った表示形式で日付を01日と変更して、
曜日をセル参照とユーザー定義を使って、表示形式を曜日に変えたんだけど、
これだと、このあとの条件付き書式が大変なので、
WEEKDAY関数を使わない方法を今回はご紹介していきましょう。
では、B4をクリックします。
曜日を表現するために、ユーザー定義書式を使っていくのは間違いではないのですが、
セル参照ではなくて、TEXT関数を使用していきます。
それでは、TEXT関数のダイアログボックスを表示しましょう。
値にA4
表示形式に”aaa”を入力して、OKボタンをクリックしましょう。
曜日が表示されますので、オートフィルハンドルを使って、数式をA34までコピーしましょう。
ついでに、中央揃えにすると見やすいですよね。
これで、日付と曜日が完成しましたね。A1やB1の年や月を変えてみると、
曜日が変わるのが確認できますよね。
そして、いよいよ、条件付き書式を使って、土日祝祭日に色を付けていきましょう。
まずは、土曜日ならは、青系の塗りつぶしになるように設定していきましょう。
A4:C34までを範囲選択します。
条件付き書式の新しいルールをクリックすると、
新しいルールダイアログボックスが表示されますね。
数式を使用して、書式設定するセルを決定を選択して、ボックスに、
=$B4="土"
と入力して、書式ボタンをクリックしましょう。セルの書式設定ダイアログボックスが表示されてきますので、
塗りつぶしを選択して青系の色を選択してOKボタンをクリックします。
新しい書式ルールダイアログボックスに戻ってきますので、OKボタンをクリックします。
すると、土曜日に青系の塗りつぶしが設定されていますね。
今回の条件付き書式のポイントは、数式のところでしょうね。
=$B4="土"
B4をクリックしてもいいのですが、絶対参照になってしまいますので、列固定の複合参照にしないといけませんね。
=$B$4="土"してしまうと、範囲選択したすべてのセルが、
B4が土かどうか?という判断をしてしまいますので、要注意ですね。
なお、前回でセル参照 + ユーザー定義書式で変えてしまうと、条件付き書式の数式が、
=WEEKDAY($A4,1)=7
と入力する必要があります。Excelに慣れている人でしたら、こちらでもOKですが、Excel力をアップしているさなかの人は、今回の=$B4="土"の方がわかりやすいかと思います。
次回は、同じ方法で日曜日。そして、祝祭日を塗りつぶす方法をご紹介していきます。
祝祭日の塗りつぶしは、ちょっと、Excel力が必要となりますが、もうひと踏ん張りですので、
挑戦していきましょう。