1/24/2015

Excel。Calender。土日祝祭日で色を塗り分ける万年カレンダーを作り込む その6


Excel。Calender。土日祝祭日で色を塗り分ける
万年カレンダーを作り込む その6

カレンダーと条件付き書式

さて、前回に引き続き、
土日祝祭日で色を塗り分ける万能カレンダーを作ってみようの第6回。

今回は、いよいよ条件付き書式 + MATCH関数を使って、
祝祭日だったらオレンジ系の塗りつぶしを設定していきましょう。

前回は、=MATCH(A4,祝日一覧[日付],0)として、#N/Aと算出されたら、祝祭日の一覧にはない。
数字が算出された場合は、祝祭日の一覧にある。つまり祝祭日であることを表しています。

そこで、この

=MATCH(A4,祝日一覧[日付],0)

が0(ゼロ)より大きければ祝祭日になりますので、
=MATCH(A4,祝日一覧[日付],0)>0 
と条件付き書式に組み込んであげれば出来上がるはずですが、

条件付き書式だと、このMATCH関数の引数の中にある、
祝日一覧[日付]が使えないのです。

拡張性を考えてテーブル化して、そのテーブルに名前を付けたのですが、
関数では使えても、条件付き書式では、使えないのです、

そこで、まず、祝祭日のシートに移動して、名前を定義します。
名前だと、条件付き書式で使えるので、設定していきます。

A2:A19を範囲選択して、名前ボックスに、「祝日」と入力すれば、名前を設定できます。
では、改めてシートを移動して、A4:C34を範囲選択して、条件付き書式をクリックして、
ルールの管理をクリックすると、

条件付き書式ルールの管理ダイアログボックスが表示されますので、
新規ルールボタンをクリックします。

新しい書式ルールダイアログボックスが表示されますので、
「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリックして、ボックスに、
=MATCH($A4,祝日,0)>0と入力しましょう。

そして、書式ボタンをクリックして、セルの書式設定ダイアログボックスが表示されます。

塗りつぶしタブのオレンジ系を選択してOKボタンをクリックします。

あとは、OKボタンをクリックして、
条件付き書式ルールの管理ダイアログボックスが表示されますので、
再度OKボタンをクリックしましょう。

すると、ゴールデンウィークの2015年5月3日から6日までが、
オレンジ系の塗りつぶしになっていますね。

これで、祝祭日と土曜日・日曜日の色分けが出来る万年カレンダーが完成できました。
6回にわたって、ゆっくり説明してきましたが、企業研修さんやマンツーマン講習などをはじめ、
一つの作品を作り上げていくことによって、Excel力をアップすることが出来るわけです。

実際の現場では、単発のスキルではなく、
今回のように複数のテクニックを必要となるので、
様々なテクニックやスキルを覚えていくといいですよね。