Excel。一行おきのデータを合計させたい時には その2。ROW関数が便利です。
SUMIF関数&MOD+ROW関数
Excel。前回ご紹介した2行1組でセルの塗りつぶしを行うようにしたいというリクエストがありましたので、その方法をご紹介しましたが、
今回は、その続きの話。
2014年と2015年のそれぞれの数値の合計を算出したいとおっしゃっておりました。
一行空きのデータを合計するテクニック SUM関数とISODD+ROW関数
http://infoyandssblog.blogspot.jp/2013/09/excel-sumisoddrow.html
といことで、ご紹介したことはあるのですが、
もう少しわかりやすい関数を使って算出する方法はないですかね?
とご質問がありましたので、
そんじゃ、SUMIF関数は使えないものだろうか?と考えたので、
今回は、一行おきのデータを合計させる方法をご紹介していいます。
下記の表があります。
C14には各店舗の2014年の4月合計が算出させたいわけですね。
そこで、SUM関数を使ったとしたら、
いちいち各店舗の2014年4月データが入っているセルを範囲していき、
合計を算出させなくてはなりません。
そこで、何かいいアイディアはないかと考えてみると、
一行おきのデータということに気がづきます。
偶数か奇数かを判断する関数もありますが、
今回は比較的なじみのある関数でというリクエストがありますので、
SUMIF関数とMOD+ROW関数の合わせ技で算出してみたいと思います。
G列に奇数行か偶数行かを判断できる計算をして、それをテコにしていきますので、
このように表を加工しましょう。
では、G4をクリックして、MOD関数のダイアログボックスを表示しましょう。
数値にはrow() と入力します。
これは、ROW関数ですね。行番号を算出します。
除数には、2 と入力します。
これで、結果がゼロならば、偶数行ということになりますね。
では、OKボタンをクリックして、オートフィルハンドルを使って数式をコピーしましょう。
これで準備が完了しましたので、C14をクリックして、
今度はSUMIF関数のダイアログボックスを表示しましょう。
範囲には、$G$4:$G$13 と入力します。
先程算出させた、偶数か奇数を判断させる範囲ですね。
絶対参照で固定しちゃいましょう。
検索条件は、 $G14 と入力します。複合参照で列を固定するのは、
オートフィルハンドルを使って数式をコピーした時にいちいち、修正する手間を省くためです。
複合参照が苦手な方は、一つずつ作っていくといいでしょう。
合計範囲には、C$4:C$13 と入力します。
こちらも、複合参照ですね。行を固定しておきます。
あとは、OKボタンをクリックして完成ですね。
数式は、
=SUMIF($G$4:$G$13,$G14,C$4:C$13)
算出結果は、1564。本当にあっているのでしょうかね?
範囲選択をしてオートカルクをみて確認してみましょう。
1564で合致していますね。では、オートフィルハンドルを使って数式をコピーしていきましょう。
コレで完成ですね。