Excel。1行おきの塗りつぶしじゃなくて、2行1組で塗りつぶすには?
【MOD+ROW関数+条件付き書式】
かなり前にも、テーブルをつかわずに、
一行おきに行を塗りつぶす方法をご紹介したことがありますが、
Excel。有名な一行おきに色をつける、条件付き書式+ROW+MOD
http://infoyandssblog.blogspot.jp/2013/06/excelrowmod.html
2行1組で塗りつぶすことはできませんか?とご質問がありました。
聞いてみますと、こんな感じの表だそうです。
なるほど、よくある感じの表ですよね。これを、
こんなように、2行1組で塗りつぶしたいそうなんですね。
作り方自体は、一行おきと変わりませんので、MOD関数とROW関数を使って、
偶数行か奇数行かを聞けばいいのですが、ちょっとアレンジが必要になります。
ROW関数は、その行が何行目なのかというのを算出する関数で、
MOD関数は、余りを求める関数です。
一行おきならば2で割って、余りがあるかなしかでいいのですが、
今回はそういう訳にはいかないようです。
ちょっと、考えてみたいと思います。
最初は、
4行目ですので、2で割ると、あまり 0
5行目ですので、2で割ると、あまり 1
6行目ですので、2で割ると、あまり 0
7行目ですので、2で割ると、あまり 1
となってしまい、2で割るとうまく来ません。
そこで、どうやったら、うまく余りを出せるのかを考えみると、4で割るといいことに気が付きます。
4行目ですので、4で割ると、あまり 0
5行目ですので、4で割ると、あまり 1
6行目ですので、4で割ると、あまり 2
7行目ですので、4で割ると、あまり 3
8行目ですので、4で割ると、あまり 0
と8行目で一巡します。あまりが0~3まで算出されて、
4で割ることがいいの?と思われる方もいるかもしれませんが、
さらにあまりは、2未満ですか?とすれば、
あまり0と1・あまり2と3のグループの2グループに分けることが出来ます。
そう、これで2行1組の条件を見つけられたわけです。
=MOD(ROW(),4)<2
という数式を条件付き書式に設定してあげればいいわけですね。では、A4:E13まで範囲選択をして、ホームタブの条件付き書式にある、
新しいルールをクリックしましょう。
すると、新しい書式ルールダイアログボックスが表示されますので、
数式を使用して、書式設定するセルを決定 を選択して、
ルールの内容を編集してください の、次の数式を満たす場合に値を書式設定のボックスに、
=MOD(ROW(),4)<2
と入力します。次に、書式ボタンをクリックして、セルを塗りつぶす色を選択していきます。
セルの書式設定ダイアログボックスが表示されますので、
塗りつぶしタブからお好きな色を選択してOKボタンをクリックします。
先程のダイアログボックスに戻りますので、OKボタンをクリックして完成ですね。
このように、条件付き書式+MOD+ROW関数の基本形式にアレンジをすると、
色んなことが出来ますので、色々とやってみるとスキルアップに繋がりますよ。