5/16/2015

Excel。Questionnaire。アンケートの複数回答の集計を効率よく算出する方法 COUNTIF編


Excel。アンケートの複数回答の集計を効率よく算出する方法
COUNTIF編

【COUNTIF関数&ワイルドカード】

アンケートの集計をしているんだけど、時間がかかって大変なんですよ。
とお聞きしまして、
そんなにたいへんなの?と聞いてみたら、

あなたの趣味はどれですか?
みたいな複数回答できるものの集計だそうで、Aだけの人もいれば、
ACDと答えている人もいるし、CAと逆に書いている人もいたりと、様々あるそうでして、
なるほどねぇ~と感心しているだけでは面白くないので、ちょっと考えてみました。

例えば、あなたの旅行したい地域はどこですか?

なんてアンケートの質問がありまして、
複数回答だとすると、B列にあるように、複数答えてくれるわけです。

ちなみにA列は回答してくれた人の通しナンバーです。

このB列にあるAがいくつあるのか?Bは?と手作業で数えたら、
それは時間がかかりますよね。

で、困っている訳ですね。

そこで、どうやってB列にある文字をE列~I列に振り分けて数えさせてあげたらいいのか?
ということを考えた場合に使うテクニックは、
COUNTIF関数とワイルドカードを使うと出来ますので、紹介していきます。

まずは、フレームをつくります。

では、E6をクリックして、COUNTIF関数のダイアログボックスを表示しましょう。
COUNTIF関数は条件付きでカウントしてくれる関数ですね。

範囲ですが、1件目の回答を検索させますので、B6。

そして、オートフィルハンドルを使って数式をコピーしますので、
複合参照で設定すると楽ですから、B列を固定させますので、

範囲には、$B6

検索条件は、見出し行を使えますので、Aがはいっている、E5を使います。

また、5行目を固定したいので、ここも複合参照を設定しますからE$5となります。

ただ、E$5だけではダメですね。これでは、Aという一文字の場合しか数えてくれません。

ACもあれば、CAもあるわけですね。

そこで、テクニックなのですが、ワイルドカードという方法を加えてあげることによって、
検索条件をアレンジすることが出来るようになります。

すなわち、
B6のセル内にE5の文字であるAという文字が含まれているか否かという条件にさせれば、
いいわけですね。

そこで、E$5の前後に*(アスタリスク)を付けてあげればいいわけです。

"*"&E$5&"*"


この *+セル+*で、文字を含むという表現になりますので覚えておくといいですね。

あと、&はお馴染みの文字連結で登場しますね。

改めてですが、
範囲は$B6。検索条件は"*"&E$5&"*"

あとは、OKボタンをクリックして数式は完成しますので、
オートフィルハンドルを使って数式をコピーしましょう。

あとは、それぞれの文字をSUM関数をつかって算出すれば完成ですね。

このような方法を使えば、簡単に複数回答の結果を算出することが出来ますよ。