5/19/2015

Excel。Questionnaire。アンケートの複数回答の集計を効率よく算出する方法 SUMIF編


Excel。アンケートの複数回答の集計を効率よく算出する方法
SUMIF編

【SUMIF関数&ワイルドカード】

アンケートの集計をしているんだけど、時間がかかって大変なんですよ。
とお聞きしまして、そんなにたいへんなの?
と聞いてみたら、

あなたの趣味はどれですか?

みたいな複数回答できるものの集計だそうで、
Aだけの人もいれば、ACDと答えている人もいるし、CAと逆に書いている人もいたりと、
様々あるそうでして、
なるほどねぇ~と感心しているだけでは面白くないので、ちょっと考えてみました。

ということで、

前回は、COUNTIF関数を使ってみましたが、SUMIF関数でも作れるよね。

ということで、今回はSUMIF関数での集計方法に挑戦してみましょう。

今回も前回同様に、
例えば、あなたの旅行したい地域はどこですか?

なんてアンケートの質問がありまして、複数回答だとすると、
B列にあるように、複数答えてくれるわけです。


ちなみにA列は回答してくれた人の通しナンバーです。

このB列にあるAがいくつあるのか?Bは?と手作業で数えたら、それは時間がかかりますよね。

そこで今回はSUMIF関数で集計しちゃおうという訳です。

今回もまずは、フレームからつくります。

前回のCOUNTIF関数と異なっているのは、
C列に計算用という列が登場していることと、集計用の表が無いことですね。

SUMIF関数を使うと、ダイレクトに集計することが出来ますが、
そのために、計算用の列が必要になりますので、C列の計算用という列が追加されています。

印刷などの場合は、C列を非表示にするといいですよね。

では、F6をクリックして、SUMIF関数のダイアログボックスを表示します。

範囲には、$B$6:$B$10 と入力します。
これは、アンケート複数回答の列ですね。

といっても、SUMIF関数が苦手な方は、この範囲がわかりにくいと、よくいわれます。

確かに、何の範囲だかわかりにくいですよね。

この範囲は、次の検索条件が含まれている列ということになります。
また、オートフィルハンドルで数式をコピーしますので、
絶対参照の設定も忘れないようにしましょう。

続いて、検索条件ですが、

"*"&F$5&"*"

これは、前回もご紹介しましたが、F5の文字を含むという意味になります。
*(アスタリスク)は、ワイルドカードですね。そして&は文字連結ですね。
この聞き方は、覚えておくといいですね。結構使えます。

最後に合計範囲ですが、

$C$6:$C$10

計算用の列ですね。ここには1が入っていますので、
B列のアンケート複数回答に文字があったら、+1するという感覚ですね。

あとは、OKボタンをクリックして完成ですね。
オートフィルハンドルを使って数式をコピーしましょう。

なお、F6の数式は、

=SUMIF($B$6:$B$10,"*"&F$5&"*",$C$6:$C$10)


となっていますね。
様々なテクニックを一つのシートに導入していくというのはExcelの醍醐味なのかもしれませんね。