PowerPoint。04回。スライドを作り始める時には、サイズ確認を忘れずに
<スライドのサイズ>
PowerPointを使ってスライドを作り始める前に、注意しないといけないことがありますよ。
と、講義の時にお話しすることがありますので、
今回は、その中から、
【サイズ変更】
に関して、お話をしたいと思います。まずは、PowerPointで作る資料やスライドがどのような種類の物なのかを確認し、
把握しなければいけないと考えられます。
具体的には、大きく2つに分かれます。
スクリーン型とペーパー型ですね。
スクリーン型は、いわゆる映写するものを基本としますが、
大きな会場でプレゼンテーションを行う、【セミナー型プレゼンテーション】。
会議室などで開催する、課内のミーティングが該当する【グループプレゼンテーション】。
そして、小規模・対面式での【パーソナルプレゼンテーション】という、
大まかに3つにわかるといわれております。
そして、ペーパー型は、
プレゼンの時に配布する配布資料。
企画書や報告書など、Wordではなく、自由度の高いPowerPointで作成する方もいます。
POPなどでも、PowerPointを使って作成する方がいます。
このように、PowerPointは多岐にわたって、活躍することができるツールなのですが、
ちょっとした、落とし穴があって、それが、スライドのサイズのことなのです。
スクリーン型で気をつけるのは、
PowerPoint2010までは、PowerPointが起動した際に登場するスライドは、
4:3 というサイズになっております。
これは、アナログ放送時のテレビなどが代表されるサイズです。
PowerPoint2013は、スライドのサイズが16:9 にかわって起動されてきます。
些細なことかもしれませんが、この些細の差が、重要なことになってきます。
それは、プロジェクターの性能と絡んでくるのですが、
古いプロジェクターですと、16:9で映写できないので、4:3になってしまう。
あるいは、16:9で映写出来るけど、上下にスペースがあって、
大きく表示することが出来ないということがあります。
会場のプロジェクターの性能がどうなのか?
なんて、聞くことは難しいケースもありますよね。
お客様先で、映写するケースだったりすると、まだお会いしたこともないお客様に、
「御社のプロジェクターは新しいですか?」
なんて、聞けるわけがありません。
当日会場で直すなんて時間はありませんし、レイアウトも崩れてしまいます。
ですので、社外で、お客様がいる場合には、
16:9で作成したとしても、4:3に直したものも併せて用意しておく方が良いかと思います。
ペーパー型は、もっと深刻というか、PowerPoint2013で企画書などを作成する時に、
16:9のままで作り始めて印刷すると、なんと余白の広いことか…
けど、気にしないのか?
そこまで気が回らないのか?
そのまま印刷したものをいただいた事も、何度もありますし、
一緒に行った方から、「この白いのなんだろうね。」と聞かれたこともありますので、
気になる方もいらっしゃるかと思います。
ですから、ペーパー型で作るならば、
スライドサイズは【A4】などの用紙サイズに合わせてから作る方が良いように思います。
このように、出力先にあわせたスライドサイズにしてから、
スタートしてみてはいかがでしょうか?