Excel。最高値からそのデータがある日付をセル参照するには?
<MATCH関数とOFFSET関数>
とある所から、大量の売上データがあるそうでして、その中から、最高金額がいくらなのか?
そして、その発生した日がいつなのか?
というのをわかるような方法はないでしょうか?ということでして、
最高金額は、MAX関数を使うのはわかったのですが、
その行はどこかのか?だそうでして、いろんな方法があるとは思うのですが、
今回は、MATCH関数とOFFSET関数を使用して、算出してみましょう。
なお、今回は、同数がいくつもある場合には、最初に出てくる最高金額を見つけるというものです。
下記のようなデータがあります。
今回は、15日分のデータしかありませんが、もっと大量のデータがあるものだとしてください。
では、まずは、最高金額をF2に算出しましょう。
最高金額はMAX関数で算出できますので、オートSUMボタンを使うのが簡単ですね。
では、F2をクリックして、オートSUMボタンの▼をクリックして、
最大値をクリックしましょう。
C3:C17を範囲選択して完成ですね。
数式は、=MAX(C3:C17)
で、400と算出されました。
つづいて、この400というのが、NOのいくつにあるのか?というのを算出させていくわけです。
該当するデータを検出するには、MATCH関数を使うといいでしょう。
ということで、F3をクリックして、MATCH関数ダイアログボックスを表示しましょう。
検索値ですが、これは、400が入っている。F2ですので、F2と入力します。
検査範囲ですが、これは、金額ですから、C3:C17を選択しましょう。
照合の種類は、0。
あとは、OKボタンをクリックしましょう。
F3の数式は、
=MATCH(F2,C3:C17,0)
10と算出されましたね。丁度、範囲選択の10行目に400というデータがありますよね。
では、最後に、その最高値の日付を算出していきましょう。
今、10行目にデータがあることがMATCH関数を使ってわかりましたので、
それを使って算出をしていきましょう。
このようなケースでは、OFFSET関数が登場してきます。
では、F4をクリックして、OFFSET関数ダイアログボックスを表示しましょう。
このOFFSET関数は、
指定したセルから指定した行数・列数へ移動したりすることが出来る関数ですね。
参照ですが、これは、C3の11月1日の金額とします。ここが起点ですね。
行数ですが、先程MATCH関数で算出したF3を使用しましょう。
ただ、注意するのは、そのまま10としてしまうと、
OFFSET関数は、
起点のC3を0(ゼロ)として10行下方向に移動しますのでターゲットのC12のではなくて、
C13を指してしまうので、-1(マイナス1)する必要がありますので、 F3-1。
列数は、日付を算出したいので、-1(マイナス1)
あとは、OKボタンをクリックしましょう。
11月10日と算出されましたね。
ちなみに、数式は、
=OFFSET(C3,F3-1,-1)
このように、データの抽出には、MATCH関数やOFFSET関数を使うと便利ですので、
使えるようになるといいですね。