Excel。あれれ!グラフが表示されない!!そんな時は、第2軸で表示しましょう。
複合グラフ
Excelの講座や新人研修で、教える事が多いのが、今回ご紹介する複合グラフ。
どんなものなのかというと。
このような、棒グラフと折れ線グラフが同居しているグラフの事です。
このようなグラフの事を【複合グラフ】と呼んでおります。
さて、どのような時に、複合グラフを作るのかというと、
それぞれの値があまりにも違うケースで使うことになります。
どのようなケースなのか具体的に見ていきましょう。
下記のような表があります。
この2005年累計と前年比を使ったグラフを作成してみます。
グラフの種類は、集合縦棒で作りますので、まずは範囲選択をしましょう。
A3:A8とC3:D8を範囲選択します。
飛び地の範囲選択ですから、Ctrlキーを使って範囲選択をしましょう。
では、挿入タブから縦棒にある、【集合縦棒】を選択しましょう。
まずは、集合縦棒グラフが完成しましたね。
これで、完成!とおもったら、何か変ですよね。そう、前年比が見えない!!
なんで、みえないのかというと、値が小さすぎるからです。
例えば、香港の前年比は、101.73%。すなわち、1.0173です。
で、香港の2005年累計は、78,860。差がありすぎて、
表示はされていても全く見えなくなってしまっています。
そこで、登場するのが、【第2軸】を表示させる方法なのです。
とても簡単ですので、やっていきましょう。
一番の問題が、この前年比を触ることです。今細すぎて触るのが大変です。
そこで、グラフをクリックして、レイアウトタブのグラフの要素の【系列”前年比”】を選択しましょう。
そして、その下にある、選択対象の書式設定をクリックしましょう。
すると、データ系列の書式設定ダイアログボックスが表示されてきます。
系列のオプションにある、使用する軸を、第2軸に設定しましょう。
その後、閉じるボタンをクリックしましょう。
グラフをみると、見えなかった前年比が見えるようになり、右側に第2軸が表示されましたね。
幸いの事に、前年比を選択している状態ですので、
このままグラフの種類をマーカー付き折れ線グラフに変更していきます。
デザインタブのグラフの種類の変更ボタンをクリックしましょう。
グラフの種類の変更ダイアログボックスが表示されますので、
折れ線の中から、マーカー付き折れ線グラフを選択して、OKボタンをクリックしましょう。
これで、前年比がマーカー付き折れ線グラフに変わって、完成しましたね。
【第2軸】を使えるようになると、グラフで様々表現をすることができますので、
覚えておきたいテクニックの一つですね。