PowerPoint。01回。キマイラコンテンツにしないように、スライドを作ろう。
<キマイラコンテンツ>
PowerPointのことは書かないのですかぁ?と言われたことがありましたので、今回は趣向を変えて、PowerPointについても書いていこうかなぁ~と。
ということで、講義で話す内容を書いてみようかと。
PowerPointの講義で、作り始める前に必ずお話しすることがあります、
それは、【キマイラ(キメラ)コンテンツ】にならないように、
スライド(ストーリー)を作っていきましょう。というもの。
キマイラ(キメラ)とは、ギリシャ神話に出てくる怪物だそうでして、
なんでも、ライオンの頭と山羊の胴体、毒蛇の尻尾を持つそうです。
ストーリーがキマイラ(キメラ)にならないようにするということは、
スタートとエンドが異なってしまわないようにしましょうということなのです。
昔々あるところに~からはじまる、桃太郎。
ところが話がすすんでいったら、最後は浦島太郎になっていたのではダメですよね。
桃太郎は、桃太郎で終わらないと。
そうしないと、何を話しているのだか、オーディエンスに届かないわけですね。
しかし、結構このようなプレゼンテーションになってしまいがち、なのです。
PowerPointの初心者向け講座を行って、操作方法を教えた後に、とりあえず、
1本作品をつくってもらうと、よく、
このような【キマイラ(キメラ)コンテンツ】になってしまう人がいます。
けど、ビジネスの現場でPowerPointの経験値が少ないと、
伝わらないものを作ってしまう事がありますので、
どうしたら、良いのかをご紹介していきたいと思います。
まずは、良く耳にすることですが、目的やターゲットの明確化が必要になります。
最低でも次の4つのポイントを押さえてから、作り始めたいものです。
また、最初の目的が今回のテーマである、
スタートとエンドが同じであるということについてなのですが、それ以外にも、
スライドを造る際に、最初に確認しておく必要があることがありますので、合わせてご紹介します。
1.WHY(目的)
要するになんで、プレゼンテーションをすることになったのか?ということですね。プロジェクトに関してなのか?報告会なのか?等々ありますが、
【最終的な目的】を押さえておかないと、ゴールが変わってしまうことになります。
これをしっかり、把握しておきませんと、
スタートとゴールが異なる【キマイラ(キメラ)コンテンツ】のスライドが出来上がってしまう訳です。
2.WHO(誰に)
オーディエンスはどんな方々なのか?課内のスタッフなのか?お客様なのか?彼らの心理やTPOに合わせたストーリーを作ることが出来ますし、スライドも作成できます。
3.WHAT(何を)
2.の誰に、WHAT(何を)伝えたいのか?ということ。オーディエンスはわかっても、その方々に何を伝えたいのかが、明確でないと、伝わるものも伝わりませんよね。
4.HOW(どう伝えようか)
誰に、何を伝えたいのかが、はっきりすれば、では、どうやったら、伝わるかなぁ~と考えることになります。
プレゼントを相手に送る時と似ていますよね。
何を送ったら、喜ばれるかなぁ~。
お食事だったら、和食かな?和食だったら、あの店かなぁ~という風にしますよね。
それと同じです。
これら4つを押さえておいてから、スライドを作り始めるといいかと思います。